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リサイクル工場の塗り床(床塗装)がフォークリフトの繰り返し走行や荷物の落下衝撃、引きずり、フォークの爪の傷などにより、割れ、欠け、剥離、摩耗が見られました。工場の休日を利用して、計画的に塗り床の改修工事を行いました。ひどくならないうちに施工するのが重要です。
施工内容 | 塗り床(床塗装)改修工事 |
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建築形態 | リサイクル工場 |
施工地域 | 茨城県 |
工期 | 2日間 |
施主 | リサイクル工場 |
お問合せの種類 | 紹介 |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 改修工事の下地処理は、最重要事項と考えます。塗り床材(床塗装材)の材質の設計は、十分な強度に設計されています。施工者の下地処理方法、下地処理の知識などのばらつきにより、出来上がったものの本当の価値は決まります。与えられた環境や許容時間、室温の高低などの条件の中で、よりベストに近い施工を心がけています。ここで得られた教訓や長持ちの法則を探求し、次のお客様に奉仕すべくいつも学習しています。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
長尺塩ビシートを撤去した下地には、接着剤が付着しています。接着剤を除去して塗り床を施工しないとコンクリートとの密着が阻害されたり、プライマーで溶けたりします。 |
施工手順
手順①. 下地処理
手順②. プライマー塗布
【光コーティングの解説】吸い込みムラの無いように十分な量のプライマーを塗布します
手順③. 中塗り
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂と硅砂を混合したものを平均に塗りつけます。この工程は、強度を出す厚塗り層を作る工程です。
手順④. パテ処理
【光コーティングの解説】中塗りを流しても気になる凹や凸をパテ処理で平滑化します
手順⑤. 上塗り
【光コーティングの解説】上塗りを金コテで塗布します
手順⑥. 完成
【光コーティングの解説】上塗りが塗布されて、美しく光沢のある塗膜が出来上がりました。凸凹も更に平滑化されました。
【光コーティングの解説】既設長尺塩ビシートを撤去した後に残った接着剤を専用の機械で研削除去します。