問題点
- 中古の整備工場を購入したが、以前の使用者が美術関係者で、床全体に塗料や溶剤が大量に付着していた。
- 長年の使用で蓄積された汚れが激しく、美観が大きく損なわれていた。
- 整備工場としての使用にあたって、オイルの染み込みや将来的な塗膜の剥がれが懸念されていた。
- 清掃性と見た目を兼ね備えた、しっかりとした床に一新したいというご要望があった。
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![]() ![]() 色番:グレー色 |
施工概要
施工条件 | ■汚れ・オイル染みのある既存床でも、塗膜の剥がれを防止できる施工であること ■細かい部分まで丁寧に仕上げ、整備工場に適した仕様であること ※現地調査・下地診断を行い、ケミクリートEによるペースト工法で施工可能と判断し、施工に着手しました。 |
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塗床材 | ケミクリートE(ABC商会) |
塗料の性能 | ケミクリートEは、耐久性・防塵性に優れた床用塗料です。発塵を抑制し、オイルや水分の浸入を防止。清掃しやすく、衛生環境の維持にも貢献します。工場・倉庫・ガレージなど、厳しい使用環境においても優れた性能を発揮します。 |
主な適用場所 | 工場、倉庫、厨房、駐車場など耐久性が求められる場所。 |
工法 | ケミクリートE ペースト工法 |
床塗装工事の流れ(ケミクリートE施工)
① 施工前
塗料の跡やオイル汚れが目立ち、黒ずみやムラがひどく、整備工場としては不向きな状態でした。
② 下地処理(研磨)
床研磨機を用いて、表面の凹凸・汚れ・塗料の残留を丁寧に除去。塗料の密着性を高めるための下地処理を実施。
③ プライマー塗布
床全面にプライマーを均一に塗布。密着性を向上させ、次の工程への下地づくりを行います。
④ 全面パテ処理
床全体にパテ材を塗り込み、不陸を修正。細かい段差や穴を埋めて、フラットな下地面を形成します。
⑤ ケミクリートE 中塗り
中塗り材を広範囲に均一塗布。塗りムラなく滑らかに整え、耐久性・厚みを確保します。
⑥ ケミクリートE 上塗り
仕上げとなる上塗り材を全面に塗布し、高光沢かつ美しい床面に仕上げました。
⑦ 完成
一面にツヤのある美しい仕上がりが広がり、整備工場として相応しい空間へと再生。施工前とは比べものにならない清潔感と機能性が実現しました。
施工後の改善点
✅長年の汚れが一掃され、真新しい整備工場のような印象に刷新
✅オイルや塗料の染み込みの心配がなくなり、日々の清掃も簡単
✅愛車や工具類にも優しい防塵・耐久性の高い床面に仕上がり、作業効率・快適性が向上