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【東京都豊島区池袋のビアホール|厨房床塗装(塗り床)改修:ケミクリートMSLモルタル防滑工法】
東京都豊島区池袋のビアホール厨房床塗装を塗り替えました。既設は、フェロコンが施工されていました。(フェロコンとは、簡単に言えばコンクリートに色がついた、硬い床材のことです。)フェロコンはコンクリート施工時に一緒に施工でき工期が短縮出来るため、新築現場で使用されることが多い床材です。しかしながらフェロコンはコンクリートより硬くて緻密なため、塗り替えじに塗料の密着がよくありません。それを知らずに施工すると失敗することが多いです。そのため塗り床について知識の無い塗装屋さんに依頼されるとよく剥がれたりします。それは、フェロコンの特性を知らないのと、研磨機を持っていないため、密着の良くない床材に水洗いやシンナー拭きだけで塗ってしまうことで起きてくる問題です。塗装と床塗装(塗り床)は用途が違います。塗装は雨風、日射から建物を守るもの。床塗装は人や車両の通行、水、熱湯、油、落下物による衝撃などもっと物理的な衝撃に対する耐久性が要求されます。したがって、塗装と塗り床は似ているようで別ジャンルになるのです。圧倒的に塗装屋に比べて職人も少ないのです。なかなか専門職には出会うことが出来ないのも事実です。でもWEBサイトで探せば見つけることが出来ると思います。専門店であれば、作業内容、お客様の使い勝手、ご希望に沿った材質と仕様を選択してくれることと思います。
施工内容 | 厨房低臭タイプ床塗装(塗り床)施工 |
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建築形態 | ビアホール |
施工地域 | 東京都豊島区池袋 |
工期 | 3日間 |
施主 | ビアホール様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | WEBサイトからのご依頼が増えています。WEBサイトから工事を依頼されるときには、実績をご覧ください。弊社は塗り床だけで約6000件を超える現場を施工させていただきました。数々の失敗や成功体験から、失敗しないやり方を体得したプロの職人が施工させていただきます。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
施工前の床材は、フェロコンでした。硬質着色床と言って、コンクリート打設時に上から散布して擦り込むものです。劣化してくるとぼそぼそになってきます。厨房床材として安価でよいのですが、耐薬品性がないため砂糖・醤油・みりん・油などの影響で表面が劣化してきます。 |
施工手順
手順①. 周囲の養生
手順②. 既設床表面をダイヤモンド研磨機で研磨します。
【光コーティングの解説】フェロコン(硬質着色床材)はとても硬いので、ダイヤモンド研磨機で目荒らしします。目荒らしすることで、密着する面積を増やします。
手順③. 機械周りの研磨
【光コーティングの解説】狭いところは、大きな機械が入らないため、ハンディタイプの機械を使用して研磨します。
手順④. プライマー
【光コーティングの解説】30分くらいで完全乾燥します。臭気もほとんど出ません。みるみる硬化していきます。硬化してくると艶が引いていきます。
手順⑤. 送風機で風を送ります
【光コーティングの解説】ケミクリートMSLは風がないと硬化しにくい特性があります
手順⑥. MMAモルタル打設
【光コーティングの解説】MMA低臭の樹脂モルタルを打設します。硬化が速いので材料をつくる人との呼吸が合うことが大切です。10分以内で塗り切ります。慣れていないとできない技です。
手順⑦. ペースト塗布
【光コーティングの解説】MMA低臭ペーストを金鏝で塗布します。先に施工したMMAモルタルのコテムラを消すようにして塗っていきます。
手順⑧. 防滑骨材散布
【光コーティングの解説】滑り止め用の砂を均一に撒きます
手順⑨. 上塗り
【光コーティングの解説】MMA低臭トップコートを均一に塗って終わりです。
手順⑩. 完成
【光コーティングの解説】きれいに上塗りがかかり、硬化も完了しました。あとは厨房機器を戻すだけです。
【光コーティングの解説】床表面を研磨する前に、厨房機器にビニールをかけてホコリが付着しないようにします。