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【長野県茅野市の工場床塗装補修】
4月初旬に金属の加工工場床塗装の補修工事を行いました。5年くらい前からお取引頂いています、長野県茅野市にあるイトウパーツ工業株式会社様の工場にて、ラインの変更や機械の新規入れ替え等に伴い、機械の下の未施工部分や、老朽化による剥離部分の補強と補修工事を実施いたしました。金属の精密加工工場のため、霧状になった切削油が床一面に広がり床塗装はしにくい状態です。浮き部分や、剥離部分を特定し、下地処理を十分施してから施工します。ポイントはコンクリートをむき出しにすることと、コンクリートをよく研磨して床塗装材が密着するよう意識して施工することです。それでも長年にわたって浸み込んだ油の影響が出やすいので、油面用のプライマー(浸透性の下塗りのような材料)を浸透させて使用します。機械の間ややっと体が入る部位なども多いため、下地処理に用いる機械はハンディタイプに限定されました。大型機械が入ればもっと高度な下地処理が可能なので、少し残念ではありますが、職人は皆全身油にまみれて不安定な姿勢で施工頑張ってくれました。1日でも長く持ちますように心をこめて。
施工内容 | 工場床塗装の補修工事 |
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建築形態 | 工場(金属加工) |
施工地域 | 長野県茅野市 |
工期 | 2日間 |
施主 | 工場オーナー様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 製造業の工場は、製作する商品の変更やその他、機械の新規入れ替えなどに伴い、とかくラインの変更は必須です。それでも生産性を目いっぱいあげたいのが実情と思います。そこで、弊社はお客様のお持ちになる工場のお休み期間をお聞きしたうえで様々なご提案をさせていただきます。長年の経験によりどの商品のどの工法なら何年くらい持つかが大体想像がつくので、お客様が安物買いの銭失いにならないように気を付けて材質を選定します。そういう意味ではリピートの多そうな工事店に工事依頼をされたほうがいいと考えます。工事には、お客様が製造される商品、通行頻度、お取引様が工場を視察されたときに工場の床を見て、安心していただけるように総合的に考えてバランスのとれた選択をいたします。お客様がたとえ伝え忘れても、こちらからご質問を詳細にわたってお聞きしたいといつも考えています。 |
担当者写真 |
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施工手順
手順①. 浮き部の特定と研磨
手順②. プライマー塗布
【光コーティングの解説】油面用のプライマーを使用して、浸み込んだ油に対して少しでも密着性が高まるようにします。
手順③. 中塗り
【光コーティングの解説】中塗りで、周囲の床塗装と同レベルに近づけます。
手順④. 上塗り
【光コーティングの解説】周囲とのレベルをそろえてきれいに塗布します。
【光コーティングの解説】浮き部に沿って養生テープで見切りを設置。周囲をダイヤモンドカッターで縁切り。中をダイヤモンドカップで研磨します。