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【埼玉県寄居町ディークロスサーキット様コース床塗装塗替え】
ラジコンドリフトサーキット様よりコース床塗装の塗替え工事を賜りました。既設の床塗装があちこち痛んできていて、小さな剥離や傷がたくさんついていました。オーナー様にお聞きしたところ、剥離があるとタイヤがグリップしてしまうそうで、ドリフトし難くなるそうです。
なるべくすべすべに、かといって平坦すぎるのもよくないそうで、適度に不陸があったほうがいいとの情報をお聞きして施工しました。数週間前に現地調査した時に既設塗装の下地に強度の弱い左官補修材が使用されていることが分かっていたため、今回は下地補修材まで剥離して、新たに下地づくりから施工いたしました。
施工内容 | 床塗装塗替え |
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建築形態 | ラジコンドリフトサーキット |
施工地域 | 埼玉県寄居町 |
工期 | 3日間 |
施主 | ラジコンサーキットオーナー様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | サーキットの床材として何がよいのか、オーナー様は切実な問題です。タイルカーペットを使用されているコース、エポキシ樹脂塗り床を採用しているコース様々あります。今回は水性アクリル樹脂塗装をしました。経過が楽しみです。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
床塗装に剥離が見られる。手で容易に剥がれる。塗膜の下はコンクリートではなく、左官補修材です。強度が低い補修材を使用していて皮スキでこすると砂のようにポロポロ取れてきます。 |
ギャラリー床も歩行だけのはずが剥離キズだらけになっています。 |
剥がした塗膜の裏側に左官補修材が付着しています。これは床塗装の密着力が下地補修材の強度を超えた時に起こります。 |
施工手順
手順①. 既設床塗装と左官補修材を剥がします。
手順②. 剥がし完了
【光コーティングの解説】左官補修材を完全に剥がし終わりました。
手順③. 下地を水で湿らせます
【光コーティングの解説】カチオンを塗布する前にコンクリート下地を水で湿らせます。
手順④. カチオン系下地調整剤塗布
【光コーティングの解説】削り取ったキズを消すようにしてカチオン系下地調整材を塗りつけます。
手順⑤. カチオン塗りつけ完了
手順⑥. プライマー塗布
【光コーティングの解説】プライマーを均一に塗布しています。
手順⑦. 上塗り1回目
【光コーティングの解説】ローラーで水性フロアを塗布します。
手順⑧. パテシゴキ
【光コーティングの解説】上塗り1回目での仕上がりが不満足でしたので、同材でパテシゴキしました。
手順⑨. 上塗り2回目
【光コーティングの解説】工事完了
【光コーティングの解説】健全なコンクリートが出るまで、機械で研削撤去します。この工程を省くと安く済みますが、またすぐに剥離して塗り替えることとなります。