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【東京都港区のオフィスビルで塗床クリア塗装】
オフィスの床に塗床(クリア塗装)を施工しました。オーナー様から弊社のHPを見てお問い合わせをいただき、現地調査に伺いました。
テナントさんが決定し、既設のPタイルを撤去してクリアの床塗装(塗床)を施工施工されたそうです。施工後、床表面が妙にべとつき改善する様子がないため弊社に相談が来ました。現地調査では、Pタイルの接着剤を除去せずに上から溶剤型の塗床クリアが施工されていることがわかりました。接着剤はプライマーや防塵塗料に含まれる溶剤(シンナー)によって溶けてしまいます。
溶けた接着剤が塗床表面に出てきていつまでもベタベタが取れない状態と考えられます。そこで、今回は床専用の切削機で切削し、ダイヤ研磨で平滑にしてから塗床クリアを塗り替えることとしました。ご参考になれば幸いです。
賃貸オフィスの防塵塗装(クリア)の動画を用意しました。参考にご覧ください。
施工内容 | Pタイルの接着材を撤去して塗床施工 |
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建築形態 | オフィスビル |
施工地域 | 東京都港区 |
工期 | 2日間(床面積の半分ずつ) |
施主 | オフィスビルのオーナー様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | オフィスビルの改装工事には、塗装屋さんや内装屋さんが活躍されています。床の張替えや天井・壁の塗替えは得意ですが、塗床(床塗装)工事は不得意であることがほとんどです。塗床の専門業者であれば間違いないと思います。業者によく質問してみて、適切な答えが返ってくるか確かめてみてください、それが失敗しないポイントです。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
オフィス床には、Pタイル用の接着材(黒のり)がそのままの状態で塗床クリアが施工されている。表面は全面でベタベタ状態。 |
窓際はゴムのりが残っています。同じようにベタベタ状態です。 |
机の下もペタペタするので、テナントさんも、オーナーさんもせっかくリニューアルしたのにこれではかわいそうです。 |
施工手順
手順①. 養生後、床表面研削テスト
手順②. 黒のり研削 チップカッター
【光コーティングの解説】今度は黒のりを研削してみます。やはりなかなか取れません。苦戦が予想されます。
手順③. ダイヤカップ掛け
【光コーティングの解説】壁際はハンディタイプの機械で切削します。
手順④. ダイヤの刃に付け替えて研削
【光コーティングの解説】黒のりをチップ系の刃で荒掛けした後、ダイヤの刃に付け替えて平滑化しながらコンクリートまで削っていきます。
手順⑤. 研削完了
【光コーティングの解説】5時間かかりましたが、研削完了しました。
手順⑥. 塗床クリア1回目塗装
【光コーティングの解説】ケミクリートEPクリアの下塗りです
手順⑦. 塗床クリア2回目塗装
【光コーティングの解説】ケミクリートEPクリアの上塗りです
手順⑧. 完成
【光コーティングの解説】完成しました。ぴかぴかに光ってきれいになりました。オフィス全体が明るくなりました。
【光コーティングの解説】まずはゴムのりから切削してみます。これがのりの上に塗床クリアが施工されているため、意外と取れない。取れているように見えますが、触るとまだまだ残っています。