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【東京都八王子市の倉庫塗床を施工しました。】
光コーティング永井です。八王子市内の工場の資材倉庫の塗床工事を受注・施工させていただきました。
こちらの倉庫は、床の仕上げは特にしていない状態でした。コンクリート金鏝押さえといわれる、ごく一般の仕上げです。事務所であればこの上に長尺塩ビシートを貼ったり、タイルカーペットで仕上げたりします。倉庫であれば、最低で防塵塗装(ホコリ止めを目的とした、高級なペイントのようなもの)、または厚膜の塗床を使用するのがお勧めです。
厚さが厚くなるほどすり減りに強く、衝撃に強くなります。そういった塗床を施工することでコンクリート床の擦り減りを長期にわたって防止できますし、コンクリートからの発塵を止めることができますので、倉庫の品物に積もっていたホコリが少なくなるといったメリットが出てまいります。
また、床にカラーリングすることができますので、職場の環境向上にも一役買います。また清掃性もよくなります。特にホコリの対策をしたい場合は、帯電防止の塗床材を施工することで清掃のUP冬場のバチバチが防げます。
参考動画を用意しました。
【エポキシ樹脂塗床厚膜編】
施工内容 | 資材倉庫塗床工事 |
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建築形態 | 工場の資材倉庫 |
施工地域 | 東京都八王子市 |
工期 | 2分割 土日×2週=4日間 |
施主 | 工場オーナー様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | |
担当者写真 |
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施工前の診断
倉庫床にはコンクリートが打設されている。仕上げがないので、ざらっとしていて、クラック(ひび割れ)が多数発生している。 |
クラック拡大写真 |
ドア下の沓摺まわりは、コンクリートが割れて浮きが生じている。 |
壁際に隙間も出ています。 |
施工手順
手順①. クラックUカット
手順②. Uカット拡大写真
【光コーティングの解説】クラックの幅が広げられているのが確認されます。仕上げ時にうっすら跡が残ります。Uカットせずに、パテだけで済ませば仕上がりはきれいですが、すぐに口が開いてきます。
手順③. 床研磨
【光コーティングの解説】コンクリート床にダイヤ研磨をして、表面の脆弱部(レイタンス)を除去して、塗床材が密着しやすいように加工します。
手順④. プライマー
【光コーティングの解説】ケミクリートEプライマーをコンクリートに浸透させるようにして塗布します。
手順⑤. 巾木の塗装
【光コーティングの解説】ケミクリートEPカラーの2回塗り(床と同色になります)
手順⑥. プライマー完了
【光コーティングの解説】プライマーを乾燥させます。
手順⑦. クラックエポキシ充填と下塗り
【光コーティングの解説】クラックにエポキシ樹脂の充填をしたあと、床全面にエポキシ樹脂に充填剤を入れたもので全面シゴキ塗りをします。
手順⑧. 更にクラックにエポキシ樹脂を充填パテ処理
【光コーティングの解説】時間が許せば再度、クラックの樹脂充填をします。どうしても痩せが生じますので
手順⑨. 上塗り
【光コーティングの解説】上塗りをたっぷりかけて仕上げます。
手順⑩. 完成
【光コーティングの解説】塗り残しがないことを確認後、他者に踏まれないよう直ちに施錠します。
【光コーティングの解説】クラック(ひび割れ)に沿ってダイヤモンドカッターで切り込みを入れ、クラックの幅と深さを広げます。これは後でエポキシ樹脂を充填する際奥までタップリ樹脂が入るようにすることで補強効果を出すために行います。