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【千葉県内の食品工場通路床塗装工事】
食品工場の通路の床塗装が剥離し汚くなってきたために、既設の床塗装材を完全に剥がして、再度床塗装をしました。使用した材料は、MMA樹脂といわれる、速硬化性と物理的強度を併せ持つ高品質な塗床材ですバリエーションの中に低臭タイプがありますので、今回はそれを用いました。食品工場に於きましては、臭気の出る塗料は、NO GOODです。食品に臭気が移ってしまうからです。周囲をビニールで囲い、塗床材を剥離する際には集塵機のセットされたクリーンな機械を使用して剥がし取ります。さらに、必要があれば研磨機を使用して下地コンクリートを研磨します。また、工事するエリアと残すエリアがあるときには、カッターで縁を切り塗仕舞いとすることで、後々端部から剥離するのを防止する処置をします。一般に、剥離は端部から始まるためにこの処理をしておくと長持ちします。このように、同じ塗床材を使用しても施工の仕方で耐久性は著しく異なるのが床塗装工事です。仕上がってしまえばみな同じに見えますので、現地調査に来てもらった施工業者にいろいろ訊いてみることでしっかりした施工をしてくれそうかどうか、判断することが業者選びのコツです。なぜ、この塗床材のこの工法、厚さを使用するのか説明がきちんとできることを確認するとよいでしょう。
施工内容 | 工場通路床塗装工事 |
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建築形態 | 食品工場 |
施工地域 | 千葉県 |
工期 | 1日 |
施主 | 食品工場 |
お問合せの種類 | ご紹介 |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 食品工場の実績は多数あります。食品工場は施工条件が厳しいものです。臭気の発生はダメ。時間は短く。ホコリを出さずに。など暗黙のルールがあります。そのため、豊富な経験のある業者が施工しないと異物混入や臭い移り、製造開始時刻に間に合わないなどの不具合を来す可能性があります。実績で比べましょう。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
床塗装の破損が激しい。落下や衝撃により剥離したと考えられます。細かく割れた破片は異物混入の可能性があります。 |
床塗装がはがれてコンクリートが露出しています。 |
施工手順
手順①. 養生
手順②. 下地処理
【光コーティングの解説】床塗装材を剥がします。
手順③. プライマー
【光コーティングの解説】最初に接着剤の役割をする「プライマー」を塗布します
手順④. ペースト塗布
【光コーティングの解説】中塗り材を金鏝で塗布します。強度を高める材料です。
手順⑤. ペーストの硬化確認
【光コーティングの解説】中塗りの効果を確認します
手順⑥. 研磨
【光コーティングの解説】ポリッシャーをかけて、表面のブツブツを取り除きます
手順⑦. 上塗り
【光コーティングの解説】上塗りをかけることで美しく仕上がります。
手順⑧. 養生バラシ
【光コーティングの解説】養生ビニールを剥がすとともに、清掃します。
【光コーティングの解説】周囲をビニールで覆い、ビニールハウス状にしてホコリの飛散を防ぎます。