|
【東京都八重洲の飲食店厨房塗り床改修工事】
長年使用した店舗が移転し、次の飲食店が決まりました。厨房床が剥がれて汚くなっているので、塗り床工事をすることになりました。これで、保健所が来ても大丈夫です。
1.厨房塗り床に求められる機能とは
厨房は歩行量も多く、摩耗しやすい部位です。また、水・お湯・油・砂糖・塩・お酢などにさらされ酷使される部位でもあります。従って、摩耗しにくく、お湯に強く、砂糖・油などでコンクリートの酸化腐食を防ぐものでなければいけません。
2.適した塗り床の種類
塗り床には安価なものから高価なものまでありますが、それぞれ独自の機能に付加価値(金額)が付いていると言えます。例えば、熱湯に強い物、汚れにくい物、硬化が早く緊急工事向けのもの、抗菌性のあるもの、滑りにくい物、低臭性であるなどの種類があります。これを飲食店の種類や使い方を考慮して適切なものを選択するのがコツです。
3.施工してすぐに剥離したりすることがあるのはなぜ?
塗り床の機能についてよく知らない業者が商品・工法を選んだり、まず予算ありきで選んだりすると性能を有しないものと施工してしまうことになります。例えばサンドイッチなど軽食を出すお店とラーメン屋さんなどでは、塗り床にかかる負荷が大きく違います。常時濡れている。常時熱湯が掛かる。脂でギトギトなど条件が悪い場合は様々な機能を併せ持つ高価格な材料を選択する必要が出てきます。ここで安価なものを使用すると2~3か月で剥離が起きたりします。また、下地処理が適切でない場合(セメント系の補修材の強度不足)やコンクリートを打設してすぐに施工する。(乾燥不足)などでも起こることがあります。
4.周囲のお店への気配り
飲食店街や雑居ビル内で塗り床工事する場合、当該のお店はお休みでも他のお店は営業していることがよくあります。そうした場合は騒音を立てない下地処理方法を工夫する・騒音作業を他のお店の開店前に済ます・臭気発生による営業妨害にならないようにするなどの気配りが必要です。そのような気配りは経験豊富な工事店なら可能になります。工事はユーザー様のために、ユーザー様が困らない様に行うのがプロです。さらに言えばお使いになってからも困らないように出来れば最高です。
施工内容 | 東京都八重洲の飲食店塗り床工事 |
---|---|
建築形態 | 飲食店街 |
施工地域 | 東京都中央区八重洲 |
工期 | 1日 |
施主 | 飲食店オーナー様 |
お問合せの種類 | ご紹介 |
担当者 | 永井健司 |
担当者からのコメント | 現地調査に行って塗り床の傷み具合がひどいのにびっくりしました。こんな汚いところで調理していたのか。 飲食店の入れ替えにより、きれいに塗り替えができてよかったと思います。 |
担当者写真 |
|
施工前の診断
塗り床材らしき痕跡はあるものの汚れがひどく不衛生な状態です。 |
コンクリートに空いた穴から虫が出てきそうな状態です。 |
施工手順
手順①. 床下地を研磨
手順②. 塗り床材の剥離を防止する。
【光コーティングの解説】塗り床材が剥離するのは端部からと決まっています。例えばグレーチングの金物との取り合いは、水掛かりする部位でもあり剥離しやすい部分です。そこにダイヤカッターで切れ込みを入れることで厚さを確保し、補強します。
手順③. 塗り床施工中
【光コーティングの解説】タフクリートMH(水性硬質ウレタン)を施工しているところ。タフクリートMHは耐久性バツグン。滑りにくく、耐熱性にすぐれます。おまけに抗菌剤まで含有しています。現在のところ厨房用塗り床材の横綱といったところです。
【光コーティングの解説】床下地をダイヤ研磨し、旧塗膜を取るとともに油汚れも除去し、コンクリート素地をだすまで研磨する。この地道な作業が大切。