【巾木の塗床をきれいに仕上げる、フィット巾木の取り付け】
東京都江東区の工場通路に塗床工事。巾木のコーナーのRを取るために、フィット巾木(株式会社エービーシー商会製)を使用しました。
1.フィット巾木とは
各種研究施設・工場に塗床を施工する際、特にホコリを気にする部屋があります。
クリンルームなどもその例ですが、部屋全体を清掃しやすく作ることが大切になります。塗床でホコリが溜まる場所は床と立上りの取り合い、コーナーです。
ここが直角になっていると、誇りが溜まってなかなか清掃出来ません。そこで、モルタルでR形状に加工したり、エポキシ樹脂モルタルで付けたりします。
手作業になりますので均一に施工することが難しいものです。
フィット巾木は成型ポリエステル樹脂シートで、塩ビのR面木を取り付けた後にエポキシ樹脂系の接着剤で貼りあげます。コーナーのR部分が面木の為均一なRで仕上がります。
フィット巾木取付の後は、塗床材を塗布することが出来るため、巾木から床まで一体感のある美しい仕上げが可能となります。
2.塩ビ製のR面木をセットしているところです。
3.R面木貼り付け用に専用接着剤を入れているところです。
巾木専用接着剤を塗り付け、R面木を圧着します。
4.フィット巾木の取り付け
空気が溜まらないように圧着して貼り付けます。エポキシ樹脂の接着剤なのでずれないように貼り付けた後もチェックします。
5.塗床施工(巾木塗装仕上げ)
ジョイント部にパテをした後、塗床材で仕上げをします。巾木塗装と塗床をタイミングよく施工することで、
床から巾木まで継ぎ目のない仕上がりが得られます。
ただし、塗り付けのタイミング、材料撹拌のタイミングなどのむつかしさがありますので慣れていないと出来ないと
思います。
6.完成
床から巾木まで塗床材が継ぎ目がなく美しい仕上がりが得られました。
施工内容 | 塗床立上り(フィット巾木) |
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建築形態 | 工場 |
施工地域 | 東京都江東区 |
工期 | 3日間 |
施主 | 工場施主 |
お問合せの種類 | ご紹介 |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 最近研究施設や工場で塗床のコーナー仕上げに、フィット巾木が下地材として採用されることが多くなりました。 このような部材は、株式会社エービーシー商会のみ販売しています。 |
担当者写真 |
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