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【神奈川県横浜市都筑区内のガレージ(自動車整備工場)床塗装工事】
民間の自動車整備工場の床塗装(塗床)改修工事を行いました。
1.工場床塗装の現状を調査
ガレージ(自動車整備工場床)調査時の床塗装状況は、薄膜の床塗装が施されていて、カワスキでこするとポロポロ取れてしまう状況でした。
2.床塗装の剥離原因は何かを診る。
床塗装の塗り替え工事を行う上で、現場調査をし、何が原因で剥離しているのかを把握してから施工することは、ある意味で、一番大事なことと言えます。
良い施工がされていても、経年劣化で剥離やキズが入ることは避けられません。しかしながら、中には早期に剥離が始まっていただろうという事が察せられる現場もあります。
また、改修工事で床塗装する際の下地処理(塗装が喰いつくように研磨したりすること)がしていなかったり、不適切だったりすることで容易に剥離することがあります。
3.長持ちする床塗装とは?
床塗装の要点は、大きく2つあります。一つは下地処理。塗装する相手の材質に応じた下地処理の方法があります。研磨処理や、カッター処理、特殊プライマーなどが代表的ですが、中には施工不可の下地もあるので注意が必要です。
二つ目は、使い勝手に即した材質と厚さの選定です。これは設計士がカタログを見てもなかなか選定が難しく、専門のアドバイザーによる意見は必ず必要になります。
4.失敗しない床塗装の為に。
床塗装は使い勝手を良く調査し、将来長持ちする材質と工法を選びたいものです。では、近くの工務店や建設会社に問い合わせてみましょう。おそらく、よくわからないという答えが返ってくるはずです。一般に塗装というと壁や屋根が多く、雨風から建物を守る
防水や美装の為に施工します。(塗装屋さんの仕事はこのジャンルです。)一方、床塗装は重量物の走行に耐える、発塵を防ぐ、コンクリートの劣化を防ぐなど、特殊な機能が期待されるものです。
従ってすぐに剥離してしまっては、大事な機能が発揮できなくなります。
床塗装を計画される際は、コンサルティングをしてくれるお店を探すことがポイントです。
施工内容 | ガレージ(自動車整備工場)床塗装工事 |
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建築形態 | 自動車整備工場 |
施工地域 | 神奈川県横浜市都筑区 |
工期 | 2日間 |
施主 | 自動車整備工場オーナー様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | いつも、お客様の予約で一杯。おおいに流行っているお店の整備工場の床塗装工事を仰せつかりました。床塗装の密着しづらい特殊な床下地でしたので、しっかり研磨するのを見届けて工事しました。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
ガレージに置いてある、椅子を動かしただけで容易に剥離している。ふつうここまで剥離はしないものです。 |
良く見るとクラックも入っています。クラックから割れて剥離することも多いです。 |
施工手順
手順①. 下地処理:床塗装が密着するように塗装前に行う作業のことを言います。
手順②. 床専用ダイヤモンド研削機による下地処理
【光コーティングの解説】ダイヤモンド研削機で床塗装を剥離し、下地も研磨します。
手順③. プライマー塗布
【光コーティングの解説】プライマー(下塗り)を塗布し、既設のカラクリートに密着させます。前の段階で床塗装を剥がし、しっかり研磨しカラクリートにキズを付けてありますので密着は良好になります。1時間で硬化します。
手順④. 中塗り
【光コーティングの解説】ペースト塗布。1時間で硬化します。
手順⑤. 上塗り
【光コーティングの解説】上塗りも塗布後約1時間で硬化し、歩行ができます。
手順⑥. 完成
【光コーティングの解説】工場が明るく生まれ変わりました。
【光コーティングの解説】ダイヤモンドカップで既設の床塗装を完全に剥離します。ダイヤカップには、集塵機が接続されているので、ホコリを出さずに作業できます。