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【埼玉県狭山市の自動車整備工場の床にファンコートGHを施工しました。】
1.工場の用途
自動車の板金・塗装工事を行う工場。ぶつけて凹んだ部分が良く見えるように、天井と壁にLEDライトが仕込まれています。
2.お客様のご要望
淡色系(白っぽい色)を床に塗装したい。防滑仕様は汚れが落ちにくいので、フラットにしたい。ツヤのあるつるつるの床塗装をご要望されました。
3.仕様決め
従来からある、エポキシ樹脂系や硬質ウレタン系の樹脂床塗装では淡色系の対応はできません。太陽光による退色・変色が顕著に起きるからです。
例えば、ライトグレーで施工したとすると、良く陽の当たる場所は黄土色や茶褐色に変色します。そこで、工場の多くは濃い色や、ベージュ系の色を使うことが多いです。
変色後にベージュ系に変色するので、始めからそれを使用すれば変色が目立ちにくいという事です。
しかしながら、近年淡色系を希望される工場が増えてきましたので、株式会社ABC商会さんで、「ファンコートGH」という無黄変硬質ウレタン樹脂系塗床材を発売しました。
価格が高いので、ぼちぼちですが施工例も増えてきているようです。こちらはその最高級の材料で施工することになりました。
施工内容 | 自動車整備工場床塗装(塗床)工事 |
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建築形態 | 工場 |
施工地域 | 埼玉県狭山市 |
工期 | 7日間 |
施主 | 工場オーナー様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトよりお問い合わせ |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | ファンコートGHは無黄変硬質ウレタン樹脂系塗床材です。プロ用の整備工場では、従来からあるエポキシ樹脂系塗床材もしくは、硬質ウレタン樹脂系塗床材が良く使用されます。なかでも、ファンコートGHは無黄変ウレタン樹脂を使用しているため、従来は不可能だった淡色系の塗床材が実現しました。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
防滑性塗床が施工してあります。現在はマットな感じですが、お客様はつやありがご希望だそうです。 |
施工手順
手順①. 下地処理:下地処理とは前に施工してある塗料を撤去したり、研磨したりすることを言います。
手順②. 下地処理:狭いところや壁際
【光コーティングの解説】小型の研磨機で壁周りや金物周りを削ります。
手順③. 下地処理:カッター入れ
【光コーティングの解説】金物周りは塗料が流れ込まないように、薄くしか塗れません。薄くなった金物との取り合いが一番剥離しやすいところになります。弊社では剥離を防止するためにダイヤモンドかったでコンクリートに刻みをいれ、材料が厚くなるように気を配って施工します。
手順④. プライマリーUを施工
【光コーティングの解説】金鏝で刷り込むようにして塗布します。
手順⑤. プライマリーU2回目施工
【光コーティングの解説】プライマリーUを2回施工することで、下地コンクリートから湿気が上がってくるのを遮断します。
手順⑥. ペースト塗布(中塗り)
【光コーティングの解説】中塗りは強度を出す、大事な工程です。
手順⑦. 中塗りその2
【光コーティングの解説】中塗り施工完了
手順⑧. 上塗り
【光コーティングの解説】上塗り完了 つるっとピカピカの床が出来ました。
【光コーティングの解説】改修工事の場合は、下地処理をおろそかにしてはいけません。きちんと機械を使用して行うことが大切です。