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【東京都新宿区の老人ホーム厨房フライヤー下塗床補修工事】
厨房の塗床材が最も痛む部位は熱のかかる場所です。たとえば、フライヤー(揚げ物機)直下や、回転釜の下が代表的です。
1.現場の状況
フライヤーの直下が、小さな剥離が多数発生している。熱の影響を受けているような剥離の仕方が見られる。他の部位は剥離もなくしっかり密着しているので、塗床の施工に問題はなさそうです。
2.剥離原因は何か?
フライヤーから跳ねる高温の油はそんなに多くはないはずです。おそらく酸化した油を交換する際に、金属製の容器を塗床に直置きしている可能性が一番高いです。
調理場の方に確認するとその通りの返答がありました。
3.塗床材の選定
耐熱性があって、短時間に施工が終わる速硬化タイプであること。臭気の発生が極力ないことが必須条件になります。
今回は、低臭気タイプ、速硬化タイプ耐熱温度もそこそこあるケミクリートMSLを採用しました。耐熱と言っても150~160℃にもなる油に耐熱性がある塗床材はありません。
廃油交換の際に金属製容器を塗床に直置きせずに、すのこやその他の板状のものを間に設置し直接熱が伝わらないように工夫して、剥離の進行を防止することにします。
施工内容 | 厨房フライヤー下塗床補修工事 |
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建築形態 | 老人ホーム |
施工地域 | 東京都新宿区 |
工期 | 夜間の1日 |
施主 | 老人ホーム |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 老人ホームの厨房は、夜間工事での対応が多いです。厨房を休むわけにはいかない為です。また、夕食後から翌日の朝食の仕込みまでの間で下地処理から塗床工事完了、更に歩行が可能になることが条件なので、時間管理が大切です。慣れていないと時間内に終えることが出来ない、難しい作業です。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
フライヤー直下に多くの小さな剥離が見られる。 |
施工手順
手順①. 下地処理
手順②. 上塗り
【光コーティングの解説】上塗りをしっかり塗布したら完了。1時間ほどで歩行が可能になります。
【光コーティングの解説】痛んだ部分を撤去、研磨後、プライマー、中塗りをし、同時にすべり止め骨材を散布します。