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【埼玉県秩父市の工場にケミコンダクトVCを施工しました。】
クリンルームや製造エリアには、静電気の蓄積を嫌う部屋があります。一般の塗床材は絶縁体の為、帯電(静電気を帯びる)します。
塗床材に特殊な導電物質を混ぜて造られた、帯電防止塗床材を使用することで、静電気防止床(導電性塗床材)が出来上がります。
1.帯電防止塗床の用途
電子機器や精密機械の製造工場。
静電気による爆発・引火の可能性のある、危険物倉庫。
クリンルームのホコリの吸着防止。
2.帯電防止塗床の効能
絶縁体(長尺塩ビシートや塗床材)の上を人が歩行する際に、靴と床材の間で静電気が発生し人体に蓄積しますが、帯電防止塗床材を施工すると蓄積していた静電気を速やかに減衰します。
また、帯電防止塗床材の上を歩行しても帯電しません。
3.帯電防止塗床材の種類
1.既設のエポキシ塗床の上にローラーバケで施工可能なエポキシ樹脂帯電防止塗床材としてケミコンダクトRE(溶剤タイプ)やケミコンダクトSE(水性)があります。
2.耐衝撃性を重視した、ケミコンダクトS-10(無溶剤タイプ)エポキシ樹脂帯電防止塗床材、ケミコンダクトVC(無溶剤タイプ)硬質ウレタン塗床材があります。
3.さらにAGVの走行やプロパンガス等の保管など、ヘビィーデューティーな使い方のエリアに適した、コンダクトハード(水性硬質ウレタン)帯電防止塗床材もございます。
施工内容 | 帯電防止塗床材(導電性塗床材)施工 |
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建築形態 | 工場 |
施工地域 | 埼玉県秩父市 |
工期 | 3日間 |
施主 | 工場 |
お問合せの種類 | ご紹介 |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 静電気を防止する塗床材は薄膜から厚膜タイプまで用意されています。既設の床材に対する相性や、これから予想される作業の軽さ・重さ・頻度・その他を考慮して材料を選択します。 |
担当者写真 |
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施工手順
手順①. プライマー
手順②. エポキシ樹脂下塗り
【光コーティングの解説】金鏝でエポキシ樹脂を塗布します。
手順③. 導電プライマー
【光コーティングの解説】導電プライマー(黒)を塗布します。
手順④. 上塗り
【光コーティングの解説】ケミコンダクトVCの上塗りを塗布します。
【光コーティングの解説】エポキシプライマーを塗布します。