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【埼玉県内の給食センター厨房の塗床(床塗装)改修工事】
厨房で塗床(床塗装)が傷みやすい箇所があります。回転釜の下・フライヤーの下・洗浄機の下の3か所です。今回は洗浄機の下の塗床を改修しました。
洗浄機の新規入れ替えに伴い実施しました。
1.洗浄機の下が傷みやすいのはなぜ?
食器洗浄機は10年以上取り替えないことが多いです。従って廻りの塗床は5年程度で補修したりしますが、洗浄機直下は手が届かないのでそのまま放置されることが多く、また洗剤やちょろちょろ流れ出る熱水の影響で剥離やささくれ状の不具合が見られることがあります。
2.塗床の改修
食器洗浄機の撤去から新規洗浄機の据え付けまでの2~3日の間に塗床を改修するケースが多く見られます。
食器洗浄機直下はその周りに比べて凹んでいることもありますので、後で水が溜まらぬように特に職人さんには念を押して施工します。
3.推奨される塗床材
食器洗浄機下は、新規据え付けから10年くらいは塗床の補修もできにくいので、なるべく厚みがあり熱水にも耐久性のあるものがお勧めです。
但し、熱水が漏れない様であればエポキシ樹脂系の選択もあり得ます。
まとめ
厨房の塗床工事は、長期にわたり毎日ヘビーデューティーな使われ方をしますので、目先にとらわれることなく将来長持ちする塗床材と工法を選ぶべきです。
光コーティングも先々を考えたプランをご提示しお客様に選択していただけるよう心掛けております。
施工内容 | 給食センター厨房塗床(床塗装)改修工事 |
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建築形態 | 給食センター |
施工地域 | 埼玉県 |
工期 | 1日 |
施主 | 給食センター |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトよりお問い合わせ |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 給食センターは、お休みの時に機械の入れ替えを計画します。その際についでに塗床の補修が付け加えられることも多く、急なご依頼にも機敏に工事の対応をするのが、光コーティングの仕事と考えております。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
食器洗浄機の下は手が入らないので、塗床の補修が長年行われない箇所です。従って剥離が進む部位です。 |
塗床材はエポキシ樹脂が使用されていますが、厚みが薄く、カワスキでこするとポロポロ取れて強度が認められません。 |
施工手順
手順①. 養生1
手順②. 養生2
【光コーティングの解説】塗床施工部位の周囲も養生します。側溝の中に削りカスが入らぬように側溝のグレーチングの上もマスカーで養生します。
手順③. グレーチング金物周りにカッター入れ
【光コーティングの解説】金物周りにカッターを入れるのは、そこが一番弱いからです。薄くなるとそこから剥離が始まります。
手順④. 既設塗床剥離
【光コーティングの解説】ライナックスK-20で機械研削し、残っているエポキシ樹脂塗膜を除去します。
手順⑤. プライマー
【光コーティングの解説】プライマーはコンクリートに浸透させる材料で、上に塗る塗床材との接着性を高める役割を持ちます。
手順⑥. 中塗り
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂に硅砂を配合したものを厚く塗り付けます。
手順⑦. 中塗り
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂に硅砂を配合したものを厚く塗り付けていきます。
手順⑧. 防滑骨材を散布
【光コーティングの解説】下塗り後、すぐに防滑骨材(硅砂)を散布します。
手順⑨. 上塗り
【光コーティングの解説】防滑骨材が取れぬよう、たっぷり上塗りを掛けます。
手順⑩. 完成
【光コーティングの解説】1日~3日間置いて硬化を促進し、機械を据え付けます。
【光コーティングの解説】周囲の機器をビニールで養生し、ホコリの付着を防止します。