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【東京の八王子市で酒類倉庫コンクリート床目地の段差を塗床で補修】
倉庫会社の社長様から、コンクリート床目地の割れ補修のご相談がありました。
大田区で光コーティング(弊社)の倉庫床段差を補修しているブログをご覧になり、同じ問題を抱えていらっしゃるということでご連絡を頂きました。
1.目地の段差でお困りでした。
お酒の倉庫のコンクリート床には、目地が設けられていました。目地の周囲が大きく欠けていたり、5cm位凹んでいるところもありました。見た目にも美観を損ねていると言えますが、そこから粉塵が発生したり繰り返しの衝撃によりどんどん幅と深さが広がっていっていました。
2.倉庫のコンクリート床についてコメント
倉庫のコンクリート床には、伸縮目地を設ける必要があります。硬化するときの収縮により、ひび割れ(クラック)が発生するからです。予め目地を設けてそこだけコンクリートに切り込みを設け、弱くすることでコンクリートのあちこちにひび割れが来るところを目地に集中させるのが目的です。
3.お客様の使い勝手は不便になる
せっかくひび割れ防止に役立った目地も、段差には変わりないですから、繰り返し台車やフォークリフトが走行することで目地の両サイドが割れてきて、気が付けば深く掘れて荷崩れが心配なほどになります。
4.補強
エポキシ樹脂モルタルを目地に詰めたり、エポキシのシールをするのがお勧めです。強度があり両サイドを強固に接着し割れにくくなります。しかしながら物の出入りが頻繁な倉庫ですから、速硬化性が求められることが多く、今回も速硬化タイプで施工しました。施工後1時間でフォークリフトの走行が可能です。
施工内容 | 倉庫コンクリート床目地の割れ、欠けを塗床材で補修 |
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建築形態 | 倉庫 |
施工地域 | 東京都八王子市北野 |
工期 | 4日間(土日と翌週土日) |
施主 | 倉庫会社様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトを見て電話がありました。 |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 施工実績をブログに上げています。ブログをご覧になりご相談を頂くことが増えました。今後も少しでも皆様の良きご相談相手になっていきたいと思います。一緒に問題を解決しましょう。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
床目地の両サイドが欠け、割れが広がっている。これ以上広がると重い荷物の台車はストップしてしまう。 |
塗床でかつて補修したであろう部分が剥離しています。下地処理がしてあったかどうか不明です。 |
止水弁の周りはモルタルで施工されていました。モルタルが割れて浮いています。モルタルは一時的にはいいですが、耐久性はないといえます。 |
施工手順
手順①. 下地処理
手順②. 清掃
【光コーティングの解説】目地の中を掃除機できれいに吸います。取れにくい時には刷毛を併用しながらきれいにします。
手順③. プライマーの塗布
【光コーティングの解説】速硬化性のあるケミクリートMSプライマーを塗布しています。中までしっかりと浸透させているところです。
手順④. 樹脂モルタルの流し込み
【光コーティングの解説】同じく速硬化性のあるケミクリートMSモルタルを流し込んでいるところです。この樹脂モルタルが台車の繰り返し走行に耐える、大事な要になります。
手順⑤. 上塗り
【光コーティングの解説】ケミクリートMSモルタルが硬化したら、上塗りです。上塗りでさらに樹脂モルタル層をコーティングして摩耗から守ります。さらに色鮮やかな仕上がりとなりました。
【光コーティングの解説】床目地の脆弱な部分を斫り撤去します。目地の幅を一定量確保することで、補強する塗床材がたっぷり入る様にしています。この作業がないと見た目だけきれいで、後ですぐダメになります。