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【栃木県那須塩原市の個人邸駐車場に塗床工事をしました。】
1.工事の相談を受ける
個人邸の新築工事を請け負った工務店様から、相談に乗ってもらえるかとお電話を頂きました。
外部の駐車場に打設したコンクリート、車4台分のうち2台分のコンクリートが黒っぽく仕上がり、クレームになっている。
塗床材で均一にできないか?というご相談でした。
2.現場写真をメールで受け取る
工務店のご担当者様から頂いた写真は確かに黒っぽくまだらに仕上がっていました。
コンクリートも打設日の天候や湿度、風の状態で仕上がり色にばらつきが出ます。工事関係者なら皆、知っていることであっても、お客様は知りません。先にご説明しておくべきだったかと思います。
しかしながら、このままでは、おうちの方が納得いただけないと思いますので、対策を考えます。
3.お客様のご要望は「白っぽくして欲しい」でした
白っぽく均一な色に仕上がった隣のコンクリートに比べて黒っぽくなったコンクリートを違和感なく白っぽく仕上げることがご希望です。
でも、コンクリートにはつやがありませんが、一般的に塗床を施工するとツヤが出ます。ツヤツヤになると何か人口的な感じがしてしまいコンクリートとは違う違和感が出ます。
そこで、防滑性の塗床を施工し、その上にトップコート㈱エービーシー商会のカラートップAU水性カラーを使用することにしました。このトップコートは紫外線による退色を防ぐ機能があります。また、半艶消しに仕上がるために、違和感を消してくれます。
仕上がりもきれいになって、コンクリートの黒いシミも消えて、解決となりました。
施工内容 | 個人邸の駐車場に塗床工事 |
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建築形態 | 個人邸外部駐車場 |
施工地域 | 栃木県那須塩原市 |
工期 | 1日 |
施主 | 個人邸のお客様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトよりお問い合わせ |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 個人邸の駐車場の塗床工事で、何を選んだらよいのかわからない方、トラブルになって受け取って貰えなくて困っているハウスメーカー様いらっしゃいましたら、ご相談ください。一緒に解決の道を探しましょう。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
コンクリート床がところどころが黒っぽくなっている。 |
拡大したところ、少しザラザラしている感じのほか、特に違和感はありません。しかし、床面全体を眺めると、ところどころシミのように黒くなっています。 |
施工手順
手順①. 下地処理 研磨
手順②. 清掃
【光コーティングの解説】電気掃除機でホコリを除去します。
手順③. 計量
【光コーティングの解説】材料を計量し撹拌しているところです。
手順④. タイルを避けて塗る。
【光コーティングの解説】通常、タイルには塗りません。剥離しやすいからです。
手順⑤. 下塗り
【光コーティングの解説】ケミクリートEPカラーの下塗りを塗っているところです。
手順⑥. 中塗り
【光コーティングの解説】カラートップAU水性カラーを塗布
手順⑦. 上塗り
【光コーティングの解説】カラートップAU水性カラーを塗布。半艶でギラギラした光沢がないので、自然な感じです。
【光コーティングの解説】ポリッシャーに研磨紙を付けてコンクリート表面を研磨します。これは、コンクリート表面の汚れや、弱い部分を研磨で取り除き、塗床材が密着する目的で行います。専門業者に依頼しないで、塗装屋、防水屋に依頼すると研磨をしてくれないことが多いです。