![]() ![]() |
【埼玉県さいたま市の給食センター|塗床補修工事:ケミクリートEペースト防滑工法】
1.厨房機器屋さんから依頼
近所の厨房機器屋さんからの依頼です。給食センターの食器洗浄機を入れ替えるのに伴い、塗床の補修工事を行いたい。
普段、食器洗浄機の下の塗床メンテナンスは機械が邪魔になってできないのが現状です。
10年に一回とか20年に一回の新規入れ替えの際に機械を撤去するタイミングで塗床工事をします。
2.塗床の仕様はどんなものが良いのか?
給食センターの床用塗床には耐熱性のあるものから無くて安価なものまで様々あります。
仕様決めは食器洗浄機から熱水が床に垂れ流されるか、排水にストレートに流れるかで耐熱性がいるかどうかを決めます。
また、部分的な塗床補修になりますので、なるべく廻りと同じ仕様や色にしたいという要望もあります。
3.今回の仕様
今回の食器洗浄機は直接熱水が排水溝へつながっており、塗床に直接熱が伝わることがないことと、周囲がエポキシ樹脂系塗床材の2mm程度が施工されていることから、ケミクリートEペースト防滑工法を採用しました。
特に耐熱性はないけれども、価格がリーズナブルで耐薬品、耐水性、耐久性があるので決定となりました。
施工内容 | 短時間(1日)塗床の補修を行いました。 |
---|---|
建築形態 | 給食センター |
施工地域 | 埼玉県さいたま市 |
工期 | 1日 |
施主 | 給食センター様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 給食センターと厨房の塗床材は共通です。同じことを行うためです。但し、必ず現調を行って、使い勝手の確認をしてから施工するようにしています。 |
担当者写真 |
![]() |
施工前の診断
![]() 長い間洗浄していないために、結構汚れています。 |
施工手順
手順①. 下地処理
手順②. 下地処理
【光コーティングの解説】施工する部分としない部分との境界にダイヤモンドカッターで溝を切ります。
手順③. プライマー
【光コーティングの解説】プライマーは新旧塗膜やコンクリートと新規の塗床が密着するように仲介します。
手順④. 中塗り
【光コーティングの解説】ケミクリートEの中塗りを塗布直後追っかけで防滑骨材を十分散布します。この時沈みが出ると後でムラに仕上がります。
手順⑤. 上塗り
【光コーティングの解説】ケミクリートEの上塗りを掛けることで、防滑硅砂が取れるのを防ぎ、きれいに着色します。また、ケミクリートEには耐酸性、耐アルカリ性、耐摩耗性、耐水性を向上させて、コンクリートを保護する機能を持っています。
手順⑥. 完成
【光コーティングの解説】上塗りが乾くまで、硬化養生と言って、立ち入り禁止にして硬化して塗膜の強度が増すのを待ちます。
【光コーティングの解説】既設塗膜を十分に研磨します。