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【埼玉県入間郡三芳町の物流センター(配送センター)のコンクリート床のクラックを処理して防塵塗装:ケミクリートEPカラー】
1.施工前のコンクリート下地
既設のコンクリートは、カラクリート(硬いコンクリートで着色されたもの)が施工され更に防塵塗装(ホコリが立たないように塗布される、床用の高級な塗装)が施工されていました。
カラクリートには、クラック(ひび割れ)が多数確認されました。
また、防塵塗装がカラクリートから剥離し、或いはすり減ってまだら模様になっていました。
2.お客様のご要望は
コンクリート面に発生している、多数のクラック(ひび割れ)の口をふさぎ、床全体に防塵塗装(床塗装)をしてほしいとのご要望を頂きました。
ひび割れがあると、フォークリフトの走行でガタガタ揺れたり、はずんだりして危険なのと大切な荷物を落下させてしまう可能性があります。
早いうちに適切に補修しておくことで、後々のコストが大きくならないで済みます。
土日が休みなので休み中に施工して欲しいとのことでした。
3.施工方法は
クラック(ひび割れ)に沿って電導カッター(ダイヤモンド刃)で切込みを入れ、エポキシ樹脂を注入します。
エポキシ樹脂はひび割れの左右を接着させる力があるので、再発を防止できます。切込みを入れているのは、奥までエポキシ樹脂をたっぷり注入した方が、確実に再発を防止できると考えるからです。
注入が終わって、硬化した後、コンクリート床を研磨し、防塵塗装を塗布します。
ブログを見ているお客様で、ご自身で塗られる方もおられるかと思いますが、ホームセンターで購入した床塗装材は剥がれるのでやめた方が良いです。(材質の問題です。)
よろしければイメージ動画をご覧ください。
【ひび割れ解決編】
【現状復旧工事編】
施工内容 | コンクリート床のクラックを補修して防塵塗装 |
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建築形態 | 物流倉庫(流通倉庫) |
施工地域 | 埼玉県入間郡三芳町 |
工期 | 2日間 |
施主 | 倉庫オーナー様 |
お問合せの種類 | ご紹介 |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 物流センター(配送センター)のコンクリート床は、振動や構造上でのクラック(ひび割れ)は入りやすいものです。クラックが大きくならないうちに補修をすると、ランニングコストが大きくならずに済みます。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
配送センター(物流センター)に多く使用される。カラーコンクリート。汚くなったので、上に防塵塗装が施されていますが、摩耗したり剥離したりしています。 |
施工手順
手順①. 下地処理
手順②. プライマー
【光コーティングの解説】クラックに沿ってプライマー(コンクリートとエポキシ樹脂の密着性を向上させる下塗り)を塗布します。
手順③. エポキシ樹脂を充填
【光コーティングの解説】カッターで広げたクラックにエポキシ樹脂を注入します。幅を広げて注入することで十分な量が入ります。
手順④. 防塵塗装
【光コーティングの解説】防塵塗装を塗布して、一旦お引渡しします。次週に床全体を塗ります。
手順⑤. ダイヤ研磨
【光コーティングの解説】ライナックスの研磨機を使用してしっかり研磨します。
手順⑥. プライマー塗布後、研磨の傷を消します。
【光コーティングの解説】研磨の傷を消す(緩和)するためにエポキシ樹脂パテで床全面をしごき塗りします。
手順⑦. 上塗り
【光コーティングの解説】ケミクリートEPカラーの上塗りを2回塗って完了です。
【光コーティングの解説】コンクリートのクラック(ひび割れ)はカッターを入れて切れ込み幅を広げます。