【千葉県佐倉市のキノコ栽培工場のコンクリート床に塗床(床塗装)ジョリエースEを施工】
1.既設の古い工場のコンクリート床の塗床(床塗装)工事の依頼
地元の工務店様から弊社WEBサイトへ問合せがありました。千葉でも施工可能かということでした。弊社は関東全域の他、可能な限り出向いて施工しております。
塗床(床塗装)専門の業者は数が少ないので、遠くても対応させて頂いております。
この現場は、古い木造の工場で、側溝を埋めた跡やうねるような段差を伴うモルタル補修がされた状態で、ホコリも積もった状態でした。
2.古い工場に塗床(床塗装)を施工する場合に気を付けていること
古くて傷んだコンクリート床に塗床(床塗装)を施工する場合特に気を付けていることがあります。それは、高額な費用をかけて塗床材をたっぷり使用すれば精度の良い工場床を作ることが出来ます。
この場合は、施主様も納得のいく仕上がりになると思われますが、ご要望が「コストはそこまで出せないので、新築のような床までは望まない。台車の走行に差し支えない程度の凸凹は許容するので、ホコリが立たなくて、剥がれにくい塗床(床塗装)を施工して欲しい。」というケースもあります。
工務店様を通じているので、なかなか施主様のご要望がストレートに伝わらないケースもありますが、なるべく客観的になるよう、施工例の写真、サンプルの提出、直接のご説明、などを通じて意思を通わせてから施工するようにしております。
弊社には施工例の写真が多数ありますので、そのような施工事例もお見せすることができます。そのように、工事にかかわる人がゴール(仕上がり状態)を認識してから施工すると全員がハッピーになると思います。
お客様が出来上がりを予想できることが、専門業者を選ぶメリットのひとつだと考えております。
3.塗床の材質と工法の選定
工場のコンクリート床に使用できる、塗床(床塗装)は種類がたくさんあり、賢く選択する必要があります。過剰グレードやすぐ剥離する安物は避けたいものです。
大切なことは、通行頻度・荷重や衝撃の有無・滑ると困るか・熱水を使用するか・長く使うご予定があるかなど可能性を全部引き出してお客様と一緒に考える姿勢です。
どの塗床(床塗装)材がどの条件で長持ちするのかはカタログには書いてありません。メーカーに聞いてもピンとこない場合があります。どうしても、メーカーは売りたい商品を推奨したがる傾向があります。
光コーティングでは、クレームのない、お客様が長く快適に使える塗床材を選定・推奨します。ご使用条件をお聞きし、持たないと判断した場合は他の床材をご紹介したり、コンクリートのままお使いいただいたりもしております。
施工内容 | キノコ栽培工場のコンクリート塗床(床塗装)工事 |
---|---|
建築形態 | 工場 |
施工地域 | 千葉県佐倉市 |
工期 | 2日間 |
施主 | 工場オーナー様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 古い工場の凸凹のひどいコンクリート床を工場仕様の塗床(床塗装)に塗り替え工事をしました。 |
担当者写真 |
|
施工前の診断
コンクリート床はあちこち凸凹があり、排水溝をコンクリートで埋めた跡もありました。このままでは塗床(床塗装)を施工しても凸凹が目立つ仕上がりになりそうです。この場合、どの程度の平滑性を出すかを丁寧に打ち合わせしないと認識の違いでクレームになります。 |
施工手順
手順①. 下地処理
手順②. プライマー
【光コーティングの解説】エポキシプライマーを塗布します。プライマーはコンクリートと塗床(床塗装)材を強固に密着させるためのクリア(無色)の下塗り材のことを言います。浸透して根を張るイメージをされるとわかりやすいです。
手順③. 中塗り
【光コーティングの解説】塗床材に硅砂という細かい砂を混ぜて流すようにして塗布しているところです。硅砂を入れることで強度と厚さを確保しています。厚さ2mmの工法を施工中ですが、1㎜程度の仕様ですとこの工程が薄くなり、低強度となります。
手順④. 上塗り
【光コーティングの解説】先ほどの中塗りの後、凸凹がまだひどかったために、中塗りグレーを施工し、さらに上塗りをしているところです。
手順⑤. 上塗り完了
【光コーティングの解説】上塗り完了直後の画像です。あれほどひどい凸凹がキレイになりました。
【光コーティングの解説】コンクリートの研磨。研磨することでコンクリートにしっかり密着させます。また、凸凹のコンクリートをある程度なだらかに削ります。