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【埼玉県川口市榛松のアートフォース様デントリペア工場塗床(床塗装工事):ジョリエースE】
1.デントリペア工場の見栄えを改善したい
埼玉県川口市榛松のデントリペア工場のアートフォースの社長様よりお問い合わせがありました。
デントリペアとは、隣の車のドアパンチやひょうが降って車が凸凹になった時に直す作業です。
普通の板金塗装のように習履歴が付かない?そうです。
ホームセンターで購入して、自分で床コンクリートに塗装したものの、自動車を乗り入れたところすぐに剥離して困っていました。
毎週末には、工場にお客様が見えるので、床塗装が剥がれているのはイメージが良くない。
塗床(床塗装)工事を検討しているが、かかる費用と日数を訊きたいとのことでした。
2.現地調査
お急ぎのようでしたので、取り敢えず、現地調査なしでお見積りしました。
現地調査のご依頼がすぐにありましたので、お伺いしました。
印象は工場床が鮮やかなグリーンに塗られていてきれいに輝いていました。
塗り替える必要があるのかと思いながらよく見ると、確かにところどころ塗膜が剥離して、コンクリート素地が見えている箇所があります。
革スキで軽く擦るとポロポロと取れてくるので、コンクリート下地と密着していないことが確認できました。
3.塗膜を剥がして塗り替える必要がある
塗ってある塗料がコンクリート床に密着していないので、上から塗っても剥離するので、全部剥がして施工します。
長持ちする塗床(床塗装)実現のためには全撤去に勝る工法はありません。施工費を安くあげるために塗り重ねる業者さん、もしくはそれを要望されるお客様もいらっしゃいますが、後で後悔するので絶対避けるべきと思います。
弊社の場合は、お客様が後で損するような施工はお請けしないようにしております。
よろしければ参考動画をご覧ください。
施工内容 | デントリペア工場のコンクリート床塗装(塗床)の塗り替え |
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建築形態 | 工場塗床 |
施工地域 | 埼玉県川口市榛松 |
工期 | 2日間 |
施主 | デントリペア工場経営者様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | デントリペア(ドアパンチ、降雹による凹み直し)工場のコンクリート床塗装(塗床)の依頼がありました。確かに、車の凹みを治す工場なので、塗床がスポット的に剥離するのしたままで何か気になります。こちらの工場は、塗床全体を剥がしてコンクリートを研磨してから再度塗床を施工したので、簡単に剥離することはないはずです。 |
担当者写真 |
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施工手順
手順①. 下地処理
手順②. プライマー
【光コーティングの解説】塗床の下塗りをプライマーと呼びます。プライマーがコンクリートに浸透して固まり、建物で云う杭の役割を果たします。
手順③. 中塗り
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂床用塗料をしごき塗りしています。多少パテ用の粉を入れて研磨キズを軽減させているところです。通常の仕様にはありませんが、仕上がり感向上のためにひと手間余分にかけているところです。施工している職人さんは、若い時に東京ドームの塗床の仕上げを担当した腕利きのベテランさんです。
手順④. 中塗り完了
【光コーティングの解説】コンクリート床全体に、金ゴテを使用してしごき塗りしました。塗装屋さんに依頼されるとこの工程は出来ない仕事と言えます。塗床専門業者ならではの仕事です。
手順⑤. 上塗り
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂床用塗料で上塗りしているところです。塗り残しが無い様に、かつ均一な厚さになる様に伸ばして塗っていきます。
手順⑥. オプションで紫外線退色防止のトップコート
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂はすり減りに強いのですが、太陽光(紫外線)で容易に退色します。アートフォース様の工場の場合は、シャッターの内と外で色違いになることが予測されるので、耐候性のよい塗料を更にトップコートとして上塗りして仕上ました。これにより長期間つやのある美しい仕上がりを維持できます。
【光コーティングの解説】密着不良の塗床(床塗装)を専用の機械で剥がしとります。剥がしとった後に、機械の刃をダイヤモンドに付け替えてコンクリートを研磨しました。削っている最中コンクリート床がやや柔らかく感じられました。柔らかいと物を落とした衝撃で塗膜が下地ごと剥離することがあります。次の工程でプライマーを浸透させることで、ある程度は強化出来ます。