【東京都品川区の和食料理店(飲食店)ゴミ置き場コンクリート床塗床改修:タフクリートMH・ケミクリートMS】
1.ゴミ置き場のコンクリート床・排水桝の現状調査
飲食店のゴミ置き場は毎日使用する割には日陰の存在です。長い時間滞在する場所でもないため、コンクリート床が多少傷んでいても、臭気があっても何ら補修されることもなく、気が付くとひどく凹んでいたり、水が溜まったりしていることがあります。
こちらの和食料理店(飲食店)ゴミ置き場も例外にもれず腐食がすすみ、塗床(床塗装)はほぼ摩耗してなくなり、コンクリートの豆砂利が見える状態でした。臭気もひどく室内には長くいられない状態でした。
また、排水桝も中を調査すると、側面のコンクリートが腐食しひどい状態でした。主たる臭気の原因はこちらにあるようです。
2.ゴミ置き場は施工時間が取れない?
ゴミは営業日には毎日出るものであり、置いてある時間も長いことがあります。おまけにコンクリートが濡れていたりするので、容易に補修や改修工事が出来ないような気もすると思います。
コンクリートの凹部をモルタルで埋めて乾燥を待って床塗装する時間は確かにないかもしれません。
3.時間が限られていても施工可能
塗床材には下地を埋める、高さや段差をフラットに調整する機能もありますので、モルタルの代わりに使用すれば、水分の乾燥を待つことなく施工が可能です。
店舗の休日に、ゴミの収集が終わってから工事に着工してもその日のうちに終わらせることが出来ます。
塗床工事の専門の職人が速硬化タイプの塗床(床塗装)を施工すれば夕方には工事が完了し、ゴミ置き場として開放が可能です。
施工内容 | 和食料理店(飲食店)厨房・排水桝の塗床による改修工事 |
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建築形態 | 飲食店 |
施工地域 | 東京都品川区 |
工期 | 1日 |
施主 | 飲食店 |
お問合せの種類 | 紹介 |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | ゴミ置き場は、飲食店では毎日使用する割にはほとんど気に掛けることがない部位とも言えます。それだけに、気が付いてみると床の傷みが進行し、穴が開いていたり、臭気が発生していたりします。塗床を施工すれば、コンクリートの腐食を防ぎ、臭気を押さえて清掃が楽になります。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
ゴミ置き場の排水桝の内部のモルタルが、腐食しています。砂利が露出するまでになると大変臭い匂いがします。セメント分が腐食している状態です。 |
床のコンクリートも、最初に塗ってあった塗床が摩耗もしくは剥離して完全に露出しています。排水桝同様コンクリートのセメント分が生ごみから垂れる汁により侵食・腐食して砂利が出ています。こうなると、コンクリートに臭気のある水がどんどん浸み込んで不衛生になります。 |
施工手順
手順①. 排水桝の養生
手順②. 水気を拭き取り
【光コーティングの解説】余分な水分を吸収拭き取ります。写真は紙おむつを使用しているところです。
手順③. 下地処理
【光コーティングの解説】コンクリート床にダイヤモンドサンダーで研磨しているところです。グリーンに見えるコンクリートは、強化コンクリートですので、しっかり研磨しないとすぐに剥離します。ダイヤモンド研磨で無数のキズをわざと付けて接着面積を増やして密着力を強化します。塗床工事は見えないところが肝心です。
手順④. 立上りの塗装
【光コーティングの解説】立上りから塗装します。ゴミ置き場等水洗いを想定した部屋には立上りの塗り床塗装をすることが多いです。水撥ねをして、コンクリートを腐食させるものが付着してもコーティングしてあれば侵食されないからです。
手順⑤. 排水桝
【光コーティングの解説】タフクリートMWを施工しているところです。MW工法は、立面でもしっかり食いついて剥離しません。これで臭気の発生もなくなります。
手順⑥. 床にプライマー
【光コーティングの解説】プライマーを塗布します。プライマーは上に施工する塗床材とコンクリートの両方を強固に密着させる役割の工程です。良く浸透するように気持ちを込めて塗布します。
手順⑦. 床不陸修正
【光コーティングの解説】侵食されて凹んだ部分にMMA樹脂のモルタルで平坦に補修した写真です。水溜まりを防止します。
手順⑧. 仕上げ
【光コーティングの解説】ケミクリートMSモルタル防滑工法が完成しました。超速硬化性の塗床材で、施工後1時間で歩くことが出来ます。滑り止めも付与してあるのでぬれていても転倒をしにくくなります。
【光コーティングの解説】排水桝のモルタル腐食部分を研磨する前に、養生をします。削りカスを受け止めるようにします。