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【神奈川県小田原市のスーパーマーケットの厨房(床塗装)塗床工事】
1.スーパーマーケットの厨房の床塗装(塗床)
スーパーマーケットには、鮮魚・精肉・惣菜・青果・ベーカリーなどの売り場の裏方に、それぞれ加工エリアを持っています。これを作業室と言ったりします。(厨房のこと)
魚をさばいたり、精肉をスライスしたり、野菜をカットしたり、パンを焼く、フライを上げるなど、ちょっとした食品工場のような機能を持っています。
毎日、毎日作業をしますので、コンクリートの素地だとすり減りや油の浸透、ホコリがたつなど問題になります。そのような不具合を解決するためと清掃性の向上を目的に使用されます。
2.床塗装(塗床)の施工技術
上記のような特殊な機能を持った床塗装(塗床)材は一般の塗料とは違って精度の高い技術が必要です。機能材は性能が高いゆえに施工が難しいことが多いと言えます。
塗床施工に必要な知識と技術
- 使用現場の条件にふさわしいかどうかを判断できる知識
- 床コンクリートの強度や乾燥条件はよいかを判断できる経験
- 床塗装(塗床)の作業手順を熟知していること
- ハカリを使って正確に配合できること
- 厚さを均一にする技術があること
- 室温に合わせた施工スピード 夏場は硬化が速い。冬場は遅い
- 滑り止めを均一に仕上げる
技術がないと、硬化不良や剥がれ、仕上がり不良に直結します。
事実、施工途中で替わってほしいとか、直しを依頼されることも度々あります。
スーパーマーケットの場合は剥離などがあると食品に異物混入の可能性があるために慎重になります。
お店の方が、清潔な服装をしたり、ヘアネットをかぶって調理しても、その努力が無駄になることもあり得ます。
施工内容 | スーパーマーケットの厨房床塗装(塗床)工事:ケミクリートE |
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建築形態 | 商業施設 |
施工地域 | 神奈川県小田原市 |
工期 | 5日間 |
施主 | スーパーマーケット |
お問合せの種類 | ご紹介 |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | スーパーマーケットの改修工事で、精肉・鮮魚・野菜・ベーカリー・惣菜の各厨房床塗装(塗床)を施工しました。 |
担当者写真 |
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施工手順
手順①. 下地処理
手順②. プライマー塗布
【光コーティングの解説】コンクリート床に浸み込んでがっちり密着させる工程です。見えなくなりますが、大事な工程。研磨で傷つけた凸凹にも十分浸み込んで協力に密着します。プライマーを施工するときにも浸み込みを意識しながら塗ることが大切です。ただ塗るだけではダメなんです。
手順③. 中塗り塗布
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂(ケミクリートE)に砂を配合して、中塗りを塗布。エポキシ樹脂の強度と砂の物性が加わって強度が増します。
手順④. 上塗り1
【光コーティングの解説】ケミクリートEの上塗りを塗布します。この後滑り止めの骨材(砂)を散布します。
手順⑤. 骨材散布
【光コーティングの解説】上塗り1施工直後に滑り止め用の砂を散布しているところです。
手順⑥. 上塗り2
【光コーティングの解説】滑り止めの砂が取れないように、また、カラーを付けるためにケミクリートEの上塗りを塗布しているところです。
【光コーティングの解説】コンクリートの表面には、床塗装(塗床)の密着を阻害するコンクリート中のチリやゴミ上のものが付着します。わかりやすく言えば薄皮一枚剥がす感覚で研磨します。後で密着力が全然よくなります。