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【東京都港区の病院の屋上にウレタン防水(塗床)工事:ポリメタイト施工】
1.病院の屋上、横殴りの雨で漏水
屋上の防水は、一般にアスファルト防水がきっちり施工されています。
たいてい10年の保証がされているほど、信頼性の高い防水材です。防水層を施工した後に厚いコンクリートを流し込み、重さと強度で防水層を保護するために長持ちします。
このコンクリートのことを押さえのコンクリートと呼んだりします。
そんな頑丈な防水を施工しても、建物の壁と床コンクリートとの隙間やクラック(ひび割れ)から漏水したりすることがあります。
今回もそのように推測されるため、部分的なウレタン防水補強をすることとなりました。
2.防水材の選定
今回は、コンクリートの上から施工するため、使い勝手の良い、ウレタン防水材のクロス入り仕様を施工することにしました。
ウレタン塗膜防水材はよく伸びる性質があり、ひび割れ(クラックと呼ばれる)が起こったり、今あるひび割れの幅が広がっても十分に持ちこたえることが出来ます。
さらに、防水材の耐クラック性を向上させるために、ガラスクロスを入れて補強する工法を用いました。
最後に、耐候性の良いトップコートを塗布することで耐久性も向上します。
施工内容 | 劣化したコンクリート床にウレタン防水(塗床)施工 |
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建築形態 | 病院の屋上 |
施工地域 | 東京都港区 |
工期 | 3日間 |
施主 | 病院 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | ウレタン防水と塗床は似ています。ウレタン防水は、引き裂き強度を重視しています。コンクリートのひび割れに対して、塗膜が良く伸びることで、防水します。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
古くなった屋上コンクリート。壁と床コンクリートとの隙間から水が浸入するとみられます。 |
施工手順
手順①. プライマー塗布
手順②. 下塗り+ガラスクロス+ウレタン中塗り
【光コーティングの解説】上記の工程で、ガラスクロスを入れ補強します
手順③. ウレタン防水上塗り
【光コーティングの解説】ウレタン防水の上塗りを塗布し、更に防水性を高める工程です。厚さが増してゴム状の弾性がさらに強化されました。
手順④. トップコート塗布
【光コーティングの解説】ウレタン防水材だけでは、紫外線劣化が激しいために、アクリルウレタントップコートを塗布して紫外線劣化を防止します。
【光コーティングの解説】ウレタン防水のプライマーを塗布。防水材とコンクリートの両方の密着性を高める材料です。