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【千葉県千葉市若葉区の日総設様(設備工場)床塗装(塗床)工事:ケミクリートE】
1.お客様が困っていたこととは?
新設工場コンクリート床に床塗装(塗床)工事をしたいが、一つ困りごとがある。台風や大雨により、工場内側のコンクリート床面と壁の隙間から水が侵入してくる。商品が水につかる。
床塗装(塗床)の施工時に水止めを対策出来ないかということでした。
どうやら、外部の防水がされていないようです。
2.対策はある
床コンクリートと壁のコーナーの隙間を、エポキシ樹脂で埋めて、R状(半円形)に加工し、水を止め、更にガラスクロスを貼りつけて床塗装(塗床)材が厚く塗りつけ出来るように工夫します。ガラスクロスの目(縦横に走る繊維の目)が消えるまで染み込ませるようにして材料を塗布することで、ただ塗布するよりも厚みがしっかり確保できます。厚さが十分でないところは筋がでるから、施工中に目視で確認できる為に、品質が安定する。(ただし、背面から侵入する水の圧力が強いと水が浸入してくる可能性はあります。)
本来は外側を防水した方が良いのですが、今回は床塗装(塗床)のついでにというご希望を叶えました。
3.床塗装(塗床)のメリット(コンクリート床に付加価値プラス)
- 掃除が楽・・・汚れやオイルがコンクリートに浸みない。
- 防塵性・・・・ホコリが立ち難くなる。コンクリートのままだと、マスクを常時着用になる。
- カラフル・・・きれいな職場環境が得られる。
- 安全性・・・・グリーンに塗り分けることで歩行者とフォークリフト等の通行区分が出来る。
- 耐油性・・・コンクリートはオイルで劣化しますが、床塗装(塗床)でコーティングすると耐油性が得られます。
施工内容 | 工場床塗装(塗床)工事 ライニング工法 |
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建築形態 | 設備の工場 |
施工地域 | 千葉県千葉市若葉区 |
工期 | 2日間 |
施主 | 工場オーナー様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | WEBサイトからのお問い合わせです。工場のコンクリート床塗装を計画していますが、降雨時に床と壁のコーナーから水が浸入して来る。対策しながら床塗装が出来ないものか?ということでした。塗床材でガラスクロスを貼りつけて、防水(本当は防食工事で使用する工法なので、正確には防水ではない。)することで、ある程度防げる可能性があることをお伝えし、ご発注を頂きました。 |
担当者写真 |
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施工手順
手順①. 下地処理 床研磨
手順②. プライマー
【光コーティングの解説】プライマーとは、床塗装(塗床)の最初の工程です。接着剤の役割を果たす大事な工程です。コンクリート床塗装は、研磨とプライマーで密着を良くし、剥離を予防します。
手順③. 下塗り
【光コーティングの解説】ケミクリートEを下塗りしています。次にガラスクロスを貼るノリの役割も果たします。
手順④. ガラスクロス貼りつけ
【光コーティングの解説】ガラスクロスを空気が入らないようにして密着させ、貼りつけます。降雨により、床と壁の隙間から雨が侵入してくるのを防止する目的で入れます。
手順⑤. 目止め
【光コーティングの解説】ガラスクロスに浸み込ませるようにして、ケミクリートEを塗りつけています。
手順⑥. 立上りの上塗り
【光コーティングの解説】上塗りが完了しました。
手順⑦. 中塗り
【光コーティングの解説】床の中塗りをしました。ケミクリートEに硅砂を入れてペースト状にして塗り広げます。プロでないと出来ない技です。この工程により、塗床材が強くなります。素人が施工するとコテムラ、塗りムラ、硬化不良などを起こすことが多くなります。
手順⑧. 上塗り
【光コーティングの解説】金ゴテで均一な厚みになる様に塗布しています。熟練工の技です。
手順⑨. 完成
【光コーティングの解説】上塗りが完成しました。あとは、2日間程度硬化養生(床塗装の硬化反応が進むのを待つこと)を取ってから使用を開始します。
【光コーティングの解説】コンクリート床面を研磨。ポリッシャーに研磨紙を取りつけてコンクリート表面を研磨します。塗床材は高強度の床塗装ですが、密着が悪いと剥離します。写真を撮りそびれて、研磨後の清掃写真になっています。