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【東京都品川区ケーキ(洋菓子)工場|床塗装(塗床)工事:ケミクリートE】
1.ケーキ(洋菓子)工場床塗装(塗床)について考える
工場の床塗装(塗床)材を考えるとき、様々な使い勝手を考慮して選びます。
お客様は、無意識に仕込み・洗浄・成形などをされていると思われます。
直接お話しをして、深いところまで使い方を出し尽くしてから一緒に考えます。
この時、床塗装(塗床)の性能にこだわりすぎると、偏った使用になるので、
私どもの経験から助言をさせて頂いて、バランスの良いものを施工するようにしています。
- 水を流すか。
- 滑って転倒の可能性はないか。
- 熱湯を床塗装(塗床)上に流すか。
- 床にこぼれる食材はどんなものか。
- どんな清掃の仕方をするか。
- フォークリフトなどの重量車が通行するか。
上記のような様々な条件を聴き取りさせて頂き材質と仕様を決めます。
材質が適切でも厚さが足りないために剥離したり、厚さが足りていても材質が不適切なために早期剥離をしたりもします。
そこで、弊社では可能であれば食品工場の現場を見学させて頂き確認作業をすることもあります。
それは、この先数十年ご使用になる上で、掛けたお金が活きるようプロとして出来る限りを尽くします。
2.塗床の仕様
現在、食品工場向けの床塗装(塗床材)で多く使用されるものに水性硬質ウレタン塗床材があります。
最も大きな特徴は、熱水に耐久性があるということです。一般に床塗装(塗床)は洗浄や食品製造時の熱湯が掛かると、軟化したり、割れたり、剥離したりすることがあります。
食品工場でも洋菓子製造などの場合は、表面の防滑が掛かった水性硬質ウレタンを使用しなくてもエポキシ樹脂系塗床材を適切に施工すれば良いと考えます。
洋菓子(ケーキ)製造時床にこぼれた粉が除去し難くなるからです。
気が付き難いですが、清掃時に手間が掛からぬ様考慮に入れるべきです。
使用した床塗装材 ケミクリートE #1420ライトグレー
3.バランス
何事もバランスが大切です。最も性能の良い製品は、一つの条件に対して耐久性を示しますが、他の性能は低レベルということが多いです。その意味で、バランスが最も大事です。
高ければ良いとは限りませんので、私どもはお客様が利益を得るものだけを販売・施工したいといつも考えています。
施工内容 | ケーキ(洋菓子)工場の床塗装(塗床)工事 |
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建築形態 | 工場 |
施工地域 | 東京都品川区 |
工期 | 3日間 |
施主 | 工場施主様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトよりお問い合わせ |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 工場の床塗装(塗床)材は、単なるイメージを上げる為や、 きれいに仕上げるだけのものではありません。作業工程や床にかかる重量、衝撃、耐酸性、すぐに摩耗しないことなどを考慮してスペックを決めます。スペックを決めるのには専門家の助けが必要になります。①工場について知識のある者が材質と工法を性能を重視して決定する。②熟練の職人で施工する。③ご使用上の注意をご説明する。④メンテナンスのご相談に乗る。等々の対応が出来る専門業者に依頼することが良いと思います。万が一不具合が出た時に相談できるところが無くて困るといった問い合わせが良く来ます。 |
担当者写真 |
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施工手順
手順①. 床面の研磨・プライマー塗布
手順②. 中塗り
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂と硅砂を混合したものを塗布します。塗床材と砂の混合物を塗布することで、耐衝撃性や耐水性が向上します。大事な工程です。この工程がないものは、見た目は同じですが、強度は大きく異なります。
手順③. 下塗り+防滑骨材散布
【光コーティングの解説】下塗り直後に防滑骨材をムラが無いように散布します。素人が散布するとムラだらけになります。
手順④. 上塗り
【光コーティングの解説】上塗り(ケミクリートE)を丁寧に塗布します。
手順⑤. ライン(白線)引き
【光コーティングの解説】防滑面は凸凹ですから、テープを張って塗布しても横に滲みます。なるべくにじみが少なくなるよう塗布することがポイントです。
【光コーティングの解説】コンクリート表面の汚れや、弱い部分にポリッシャーを掛けて研磨し、除去したのちにプライマーを塗布します。プライマーはコンクリートに刺さる様に浸み込み根っこを張ります。