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【埼玉県東松山市の化粧品会社工場|塗床(床塗装)改修工事でタフクリートMH施工】
1.工場塗床(床塗装)の現況
工場の塗床(床塗装)はそれほど悪い状況ではないものの、部分的に剥離が見られました。
特に、熱水で容器を洗うとみられるエリアの塗床(床塗装)が熱による影響を受け剥離していました。
2.熱水のかかる床には、耐熱タイプの塗床を使用する
熱水のかかるエリアは限定的でしたので、その部分に耐熱性塗床材の「タフクリートMH」を施工することにしました。
熱水で容器を洗う時の温度は80℃や90℃が多いので、それに十分耐えられる、「タフクリートMH」を使用。100℃まで対応可能です。
3.一般のエリアは、リーズナブルな価格のケミクリートEを使用
熱水のかからないエリアは耐熱性は特にないけれども、耐摩耗性・防滑性・耐荷重性などにすぐれたケミクリートEを使用することにしました。
4.場所場所で求められる塗床(床塗装)の性能は異なる
塗床(床塗装)の種類はたくさんあります。ですが、生産工程や使い方をよく考えるとどのような塗床(床塗装)を使用したらよいのかが見えてきます。知識と経験を持つ塗床専門業者(職人ではありません。)が現地を調査の上、商品と工法を選んで、よい職人で施工すれば、すぐに剥離して困ることは避けられます。
塗床(床塗装)は、塗装とは違い、厚みのある別のものととらえてよいと思います。その材料は、それぞれ、摩耗に強いもの、滑らないもの、衝撃に強いもの、薬品に強いもの、耐熱性があるものなどの際立った機能を持ちます。
その際立った機能をいかに使いこなすかが、専門業者の腕の見せ所であると言えます。
施工内容 | 化粧品会社工場の床塗装(塗床)工事 |
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建築形態 | 工場 |
施工地域 | 埼玉県東松山市 |
工期 | 3日間 |
施主 | 工場施主様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトよりお問い合わせ |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | お問い合わせの際、いつも頼んでいる業者があるとのことでしたので、弊社で受注することはないだろうと思っていましたが、現地調査の時点で急にお客様のご対応に変化が感じられました。受注出来て大変うれしく思いました。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
熱水のかかるエリアの床。コンクリートが見えているのがわかる。 |
排水桝の金物枠から斜めに走るクラック(ひび割れ)。定番のクラックの一つです。 |
ドア下のクラック(ひび割れ)ドア下に金物を埋めるのにモルタルで埋めたため、コンクリートとの取り合いが割れている。 |
施工手順
手順①. 機器の養生
手順②. 排水溝の養生
【光コーティングの解説】これから床塗装(塗床)を剥がすので、削り春日側溝に入らないようにビニールシートを張っているところです。
手順③. 床塗装(塗床)の剥がし撤去
【光コーティングの解説】専門業者しかもっていない研削機械でクリーンに除去します。普通ホコリが出ますが、集塵機付きの機械使用でホコリが出にくくなっています。
手順④. 床塗装(塗床)剥がし撤去完了
【光コーティングの解説】機械による研削撤去が完了しました。この後電気掃除機で掃除します。
手順⑤. 耐熱性塗床(床塗装)施工
【光コーティングの解説】耐熱性100℃を誇る、タフクリートMHを施工しているところ。床塗装と言っても、塗装じゃないことがわかります。
手順⑥. プライマー塗布
【光コーティングの解説】プライマーは塗床とコンクリートを密着させる材料です。コンクリートには浸透して根を張り、上に塗る塗床(床塗装)にしっかり密着します。両者を取り持つ大事な存在です。
手順⑦. 中塗り
【光コーティングの解説】中塗りの施工をしたところ。中塗りは強度を出すための重要な工程です。中塗りのない工法(薄いもの)は上塗りしかないので見た目一緒でも耐久性は全然違います。
手順⑧. 上塗り
【光コーティングの解説】上塗りをローラーで塗っているところ
手順⑨. 防滑骨材の散布
【光コーティングの解説】上塗り塗布直後のまだ乾かないうちに防滑骨材を散布します。均一に撒くのが難しいです。素人が撒くと大失敗します。
手順⑩. 上塗り
【光コーティングの解説】上塗りをローラーで塗布しているところです。
手順⑪. 完成
【光コーティングの解説】完成した塗床(床塗装)のアップの写真。防滑骨材が均一に並んでいることがわかります。
【光コーティングの解説】移動できない機械にホコリ除けの、ビニル養生をしているところです。