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【茨城県龍ヶ崎市|駐車場コケ対策の滑り止め塗床工事:ケミクリートE】
1.駐車場コンクリート床に生えたコケを生えないようにしたい。
ある駐車場の塀際に日陰になるところがありコケが生えて困る事例がありました。
今年の梅雨は特に雨が多く、高圧洗浄機でこまめに洗っていたものの、洗っても洗ってもすぐ生えてくるので、いい加
減嫌になったとのことで、ご相談があり、対応したものです。
2.塗床材選び
コケが生えにくくするためだけであれば、コケの胞子が入り込むコンクリート表面の小さな穴をふさぐエポキシ樹脂系
塗床を施工します。しかし、雨が降った時に滑りやすくなるので、滑り止め加工も考慮します。
そして今回は、外部駐車場でしたので、紫外線による黄変・劣化も考慮すべきことでした。
黄変防止の特殊なトップコートを追加塗布することで、エポキシ樹脂の持つ、剥がれにくさ・強靭さ・に加えて美
しさを長く保つ機能をプラスできます。
ちなみに、エポキシ樹脂の紫外線劣化は、外に出しっぱなしのプラスチック製のバケツが劣化して「パリッ」と割れる
経験ってされてますよね。塗床ってそう、プラスチックなんです!
3.まとめ
このように機能性の高い塗床材は、使い方を知っている専門家が材料と仕様を決めることで、今困っている問題を解決
することが出来ます。
塗床材の選定・施工に長らく関わってきたわたくしどもは、メーカーの云う性能が本当にあるのか、どのくらい持つ
のかなど、現場で実証し続けています。
メーカーは出来るといっても、良い結果が出ないことがわかっている場合、また、メーカーが難色をしめしても、何と
かなる場合。等々実は㊙な事がいろいろとあります。
親切でわかりやすい解説で皆様の「お困りごと」を解決します。
施工内容 | 駐車場の塗床をコケ対策で塗装 |
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建築形態 | 駐車場 |
施工地域 | 茨城県龍ヶ崎市 |
工期 | 2日間 |
施主 | 個人邸のお客様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトよりお問い合わせ |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 今回は、駐車場コンクリート床に生えるコケ対策で、塗床材を使用しました。 コケはカビ同様胞子で増えます。 原理的には水分とわずかな日差しで光合成出来るコケはどこにでも生えます。でも、塗床を施工することで、コンクリートをコーティングし、胞子の定着する穴をふさげばメンテナンスは大夫楽になるはずです。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
駐車場に生えたコケの画像です。緑色になっています。 |
コケの拡大画像です。しつこそうなコケですね。 |
施工手順
手順①. コンクリート床研磨
手順②. 研磨拡大画像
【光コーティングの解説】しっかりコンクリート表面が削れるまで掛けます。
手順③. プライマー塗布
【光コーティングの解説】塗床の最初の工程。プライマーはコンクリートの塗床材がしっかり密着するようにする塗料です。
手順④. 段差のパテ処理
【光コーティングの解説】コンクリートの段差を埋めるために、エポキシ樹脂でパテを塗り、フラットにしているところです。
手順⑤. ケミクリートE下塗り+滑り止め散布
【光コーティングの解説】ケミクリートEを下塗りし、乾かないうちに滑り止め(硅砂という)を均一に散布します。滑り止めがケミクリートEの上に密着します。
手順⑥. 滑り止めの拡大画像
【光コーティングの解説】滑り止めの硅砂を均一に散布した際の、拡大画像です。均一にムラなく散布出来ていますね。
手順⑦. 上塗り
【光コーティングの解説】ケミクリートEの上塗りを塗布することで、滑り止めがしっかり塗料の中に閉じ込められます。
手順⑧. 上塗り完了
【光コーティングの解説】ケミクリートEの上塗り塗布が完了しました。ここまでの作業で、室内の駐車場であれば完成です。でも、外部紫外線劣化防止対策のためにもうひと手間掛けます。
手順⑨. 紫外線劣化防止の特殊塗料を塗布
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂は1週間程度ですぐに黄変してきます。劣化を防ぐためにもう1回塗り回数を増やします。
手順⑩. 完成
【光コーティングの解説】コケが生えにくくかつ、直射日光による色あせも防止する駐車場塗床の完成です。
【光コーティングの解説】コンクリート床をポリッシャーで研磨します。この時コケも除去するようしっかりと掛けます。