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【東京都内外部通路|タイル床滑り止め塗装:セーフティコートタイル】
1.タイルが濡れると急に滑って危険
外部の床のタイルは防滑性のあるものを使用しますが、通行量が多いとすり減って表面がツルツルになって滑
るようになります。
雨降りでなければ目地が滑り止めとして靴や自転車のタイヤに食い込んで滑りにくいのですが、濡れると途端
に滑ります。
また、歩行者や自転車は滑りにくい床から滑りやすい床に変わったところで転倒するという法則があると聞き
ます。
滑りにくいアスファルト路面から濡れたタイル床面になると急に滑って、転倒のするのは理解できますよね。
なので、出来るだけ同じ滑りにくさ(滑り抵抗値が同じ)の材質の床を連続させて使用したほうが滑りにくく
て安全と言えます。
2.床タイル面の滑り止め
とは言え施工してしまったタイルの滑り止め方法はあります。
タイルの上に防滑性床塗装をする方法です。
ただし、コンクリートと違い、タイルは塗装が密着しずらいのでタイル
面に良好に密着する、「特殊なタイル面用の防滑床塗装材」を使用して塗装します。
タイル面に適さない材料を使用するとすぐに剥離したり、滑り止めのつぶつぶが取れたりします。
今回は、株式会社ABC商会製のセーフティコートタイルを使用して滑りにくくする工事を行いました。
セーフティコートタイルは無色透明(クリア)で、滑り止め施工後も濡れ色になるだけでタイルそのものの美
しさには変化がありません。
ただし、通行量の多いところは摩耗してきますので、定期的なメンテナンスは必要になります。
3.まとめ
タイルや石の濡れた床で滑って転倒者が一人出た場合、その後また転倒者が出るということを意味します。けが人が出ないうちに軽微な転倒のうちに対策することが通行者の安全を確保することになります。
自分の愛する家族がけがをすることを想定してみれば、早く滑り止め処理したい気持ちになりますよね。
タイルを張り替えることなく、滑り止め塗装をすれば、片側ずつの通行で工事すればあっという間に工事かが完了します。
硬化も早く解放が早期に可能なので検討の余地は大きいと考えています。
参考の動画を用意しました。
施工内容 | 床タイルの滑り止め塗装(セーフティコートタイル) |
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建築形態 | 外部通路床タイル |
施工地域 | 東京都内 |
工期 | 1日 |
施主 | |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | タイルの床は塗れるとすごく滑ります。この現場も自転車の転倒があり、実施されました。 人は滑り抵抗が急に変わるところで転んでしまいます。タイルは硬いの転ぶと痛いです。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
タイルの表面。過去に滑り止め塗装していた跡が確認される。 |
次の箇所はタイルの滑り止め塗装が完全に摩耗しているのがわかる。こうなるとタイルがすべすべ状態。乾燥時は滑らないが、雨でぬれると滑り出して危険。 |
施工手順
手順①. タイル用の特殊洗剤塗布
手順②. タイルの洗浄 タイルピカ洗浄剤を使用
【光コーティングの解説】タイル専用の特殊洗剤を塗布 時間をおいて洗い流します。
手順③. 研磨
【光コーティングの解説】タイル面を研磨して、セーフティコートタイルの密着力を増やします。
手順④. 汚水の吸い取り
【光コーティングの解説】バキュームで汚水を吸い取ります。
手順⑤. セーフティコートタイル
【光コーティングの解説】セーフティコートタイルの基剤と硬化剤と防滑骨材
手順⑥. セーフティコートタイルの塗布
【光コーティングの解説】セーフティコートタイルを調合してローラー刷毛で塗付け。透明なので塗り残さないように塗布します。乾きはかなり早く、1時間くらいで硬化します。
手順⑦. セーフティコートタイル完成
【光コーティングの解説】乾燥養生が完了しました。滑り止め効果も確認しました。
【光コーティングの解説】タイル用の特殊洗剤塗布して時間を置いたのちに洗い流します。