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【東京都墨田区小林紙工様|工場の凸凹を直す床塗装(塗床):ケミクリートE】
1.50年以上経った古い紙工場の床はひび割れと剥離が目立った
古い紙工場の床に施工したエポキシ床塗装(塗床)のひび割れ(専門用語でクラックと言う)と剥がれがあちこち発生しています。
紙のロールは床に仮置きしたときに床塗装(塗床)に突起や段差、剥がれがあるとその重量が重いので、商品が傷になります。どうしても仮置きしなければならないので、床塗装(塗床)はフラットに保ちたいのが紙工場の悩みです。
2.お客様の声
●床塗装(塗床)の剥がれやひび割れがなく、表面が出来るだけフラットな床を望む。
●フォークリフトが走行しても丈夫な床がいい。
●同時に清掃もしやすいようにして欲しい。
等々のご要望を受けました。
3.エポキシ樹脂系床塗装(塗床)で解決
材料価格が安い・機械的強度が強い・施工しやすい・長い歴史を持つ床塗装(塗床)材で信用がある。仕上がりが美しくなめらか。上記の理由で、エポキシ樹脂系床塗装(塗床)材料を選定しました。
強度だけを考えればより強いものも考えられますが、工期と価格が跳ね上がるため、様々な要件を考慮し決定しました。
工場の床塗装(塗床)は消耗品になります、使用頻度、大事に使うかどうかによりますが、10年後以降に塗り替えをしますので、リーズナブルな商品でOKかと考えます。
4.床塗装(塗床)を施工した後、長持ちさせるコツ
エポキシ樹脂系床塗装(塗床)材は荷重に強く、すり減りにも大変強い床材です。でも、硬い金属でピンポイントにたたくと割れたり、穴が空いたりします。
フォークリフトを差し込む際などに注意した方が、フォークの詰めによる割れを防ぐことが出来ます。それでも、コンクリート素地のままよりははるかに強いです。
ケミクリートEの施工がイメージできる動画です。
施工内容 | 紙工場床塗装(塗床)の塗り替え工事 |
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建築形態 | 紙の工場 |
施工地域 | 東京都墨田区 |
工期 | 3日間 |
施主 | 工場オーナー様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 工場施主様からの工務店を通さない直接問い合わせが増えてきました。業者が信頼できるか、また、相性もあるかとおもいますので、電話で話すか、直接来てもらって「お困りごと」が解決できるかを聴いてみるのがポイントです。知識がなくても何となく頼りがいがあるかどうかはわかると思います。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
施工前の工場床の全景です。よく見るとクラックなどあります。 |
塗床材が剥離した部分。下のモルタルにガラスクロス入りになっています。その下はアスファルト舗装のようです。アスファルト舗装の上の塗床は、正直言ってあまり持ちがよくないです。昔の建物なのでやむなく施工となります。 |
フォークリフトの爪が繰り返し強く当たった後と思われる箇所が破損している |
塗床材が剥がれてむき出しになったアスファルト舗装 |
施工手順
手順①. 養生
手順②. 下地処理
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂の塗床材が浮いている個所を特定し、剥がしているところです。
手順③. 下地処理
【光コーティングの解説】コンクリート素地にダイヤモンド研磨機を当ててしっかり研磨をします。フレッシュなコンクリート面が出るまで研磨します。
手順④. 下地処理
【光コーティングの解説】研磨後のコンクリート床。結構表面が削れていることがわかります。
手順⑤. プライマー
【光コーティングの解説】ケミクリートEプライマーを塗布します。コンクリートに浸み込んで剥離を防止するので、浸み込ませることが肝心です。
手順⑥. 段差の修正
【光コーティングの解説】大きな段差の修正をエポキシ樹脂パテで行います。中塗り前に処理し、中塗り後にまたパテします。
手順⑦. ケミクリートE中塗り
【光コーティングの解説】金ゴテで中塗りを施工中です。コテの微妙な角度を使って材料を流します。
手順⑧. パテ処理
【光コーティングの解説】上塗り前に、再度段差の修正をエポキシ樹脂パテで行います。
手順⑨. ケミクリートE上塗り
【光コーティングの解説】上塗り施工中です。ケミクリートEを均一にコテで塗り広げます。
手順⑩. 上塗り
【光コーティングの解説】材料を缶からこぼしながら配ります。先輩から後輩に檄が飛びます。
手順⑪. 上塗り
【光コーティングの解説】床は勾配が有ったりするので塗るのは見ているよりもはるかに難しい作業です。画像の職人さんは30年以上の業師です。
手順⑫. 完成
【光コーティングの解説】ケミクリートEの上塗り完了しました。
【光コーティングの解説】ビニールを張って、商品や機械装置を覆い、ホコリをよけます。