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【東京都江東区のスーパーマーケットカート置場|騒音低減目的のゴムチップ塗床施工:パークコートゴムチップカラー】
1.近隣の騒音クレームがきっかけ
スーパーマーケットへの商品搬入は、台車やカゴ台車と呼ばれる、大量に商品を積み込める特殊台車で行います。
搬入を終えた空の台車を店内から押して来て置場に収納するときに、アスファルトと台車の車輪との間で飛び跳ねるような連続性のある騒音が出ます。「ガタガタ、ガラガラ」ひどい音です。
昼間でも会話が出来ないほど大きいので、夜間や早朝の搬出入時は近隣住民の方はかなり我慢して来たのではないでしょうか?
2.台車の騒音を軽減する目的でゴムチップ塗床を施工する。
塗床材の中で、カラーゴムチップを使用した柔らかで消音効果のある商品があります。
株式会社エービーシー商会が製造する、「パークコートゴムチップカラー」です。保育園や幼稚園の園庭・スポーツ施設などに使用され、歩行感がソフトで転んでも怪我をしにくい弾力性に富んだ塗床材です。
公園のジョギングコースや河川の遊歩道に膝関節への負担軽減を目的に利用したりもします。
また、マンションの鉄骨階段の床などにも使用され、深夜に階段を利用する人の足音の消音などにも効果を発揮しています。
今回は、搬入通路と台車置場を「パークコートゴムチップカラー」で施工させていただきました。
塗床材は、機能材と呼ばれその特性を生かして様々な役割で暮らしに貢献しています。本来の使い方以外にも、工夫すればいろいろな恩恵をえられる素晴らしい材料です。
施工内容 | スーパーマーケット台車置場にゴムチップ塗床施工 |
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建築形態 | スーパーマーケット |
施工地域 | 東京都江東区 |
工期 | 1日 |
施主 | スーパーマーケット |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 今回は騒音解消のための塗床施工でした。 塗床専門店にとっては、本来の目的以外のために塗床が生かされるのはとてもうれしいことです。 これからもどんどん、社会に貢献したいです。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
舗装されてからかなりの年月が経過したアスファルト床 |
こちらはコンクリート。かなり風化が進んでいる感じです。 |
施工手順
手順①. 割付
手順②. 材料づくり
【光コーティングの解説】定められた配合に従ってモルタルミキサーで材料を混錬します。混錬時間もタイマーをセットしキチンと管理しています。
手順③. プライマー
【光コーティングの解説】プライマーを塗布します。
手順④. 材料を撒く
【光コーティングの解説】材料を撒いて、均します。
手順⑤. ゴムチップ押さえ
【光コーティングの解説】ゴムチップを均した後から熱ゴテで目を詰めるようにして押さえていきます。
手順⑥. ゴムチップの均しと押さえ
【光コーティングの解説】均しと押さえを追っかけで施工しているところです。ゴムチップ塗床を施工できる職人さんは少数です。
手順⑦. ゴムチップ押さえ部分と未押さえ部分のアップ画像
【光コーティングの解説】押さえているところと未押さえ部では密度の違いが判ります。
手順⑧. つなぎ目
【光コーティングの解説】ジョイント部はこんな感じでどんどんつないで施工します。
手順⑨. 完成
【光コーティングの解説】パークコートゴムチップカラーのゴムチップ押さえが完成しました。
【光コーティングの解説】ゴムチップの厚さを管理するために、割付作業をします。