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【千葉県松戸市のラーメン店|腐食した側溝コンクリートを塗床で補修:タフクリートMH】
1.ラーメン店の側溝は腐食しやすい?
ラーメン店の厨房床や側溝にはなにも塗装されていないことが多いものです。でも、強固に見えるコンクリートにも弱点があります。コンクリートは酸に弱いのです。「酸性雨によってコンクリートが劣化する」ということをお聴きになった方も多いかと思います。
ラーメン店で使用する、砂糖・塩・しょうゆ・油・動物性油脂は床にこぼれて酸に変わりコンクリートを腐食させます。腐食が進むとコンクリートに穴が空いたり、凹んだりします。そこに酸を含んだ水がたまりどんどん腐食します。
酸で腐食したコンクリートの画像 腐食し難い砂利が残った状態 水が溜まっている
2.モルタルで補修しても解決しない
補修と言えば典型的な「モルタル」があります。でもモルタルで補修しても良くならないんです。それは、モルタルはコンクリートと同じで、セメントが酸に弱いんです。酸が大の苦手なんです。
酸があるとコンクリートと同じように腐食します。同じことを繰り返してしまいます。
3.酸に強い材料で根本から直す
「塗床材」。多分聞いたことがないはずです。この「塗床材」には耐酸・耐アルカリ性があって、かつコンクリートの何倍も強度が強いんです。
「塗床材」を使用すれば、長期にわたって酸からコンクリートを守り快適なラーメン店の営みが続けられます。
「塗床材」にも各種あり、適不適がありますので、ラーメン店に最適な材質と工法を選ぶ必要はあります。
「塗床材」として、ラーメン店に最適なのが、水性硬質ウレタンと呼ばれる㈱エービーシー商会製の「タフクリートMH」(床用)、「タフクリートMW」(側溝用)があります。
塗床材の施工はとても難しいので、専門の工事店が施工しています。左官屋さんや塗装屋さんでの代用は不可になっております。
弊社は㈱エービーシー商会の正規代理店です。代理店は高い施工技術の認定を受けたプロのお店です。
参考動画を用意しました。
施工内容 | ラーメン店の厨房側溝塗床補修工事 |
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建築形態 | ラーメン店 |
施工地域 | 千葉県松戸市 |
工期 | 夜間の1日 |
施主 | ラーメン店店主様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 塗床は、とても多くの機能性(耐酸・耐衝撃・耐熱など)や特殊性を持つ材料です。塗床はわかりにくいので、床塗装と言い換えていますが、塗装とは全然違います。塗装屋さんでは施工できないので、注意が必要です。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
側溝の排水桝。底面が酸で腐食して穴が開いています。大きくえぐれているために、水が流れず溜まった状態です。 |
側溝の中も底面のえぐれと両サイドの立上りが大きく腐食しています。腐食して水が流れなくなると臭気が発生するようになります。モルタル補修だと、酸で腐食を繰り返し、すぐにダメになります。 |
施工手順
手順①. 下地処理
手順②. 側溝内の研磨
【光コーティングの解説】側溝の立上りと底面をダイヤモンド研磨します。汚れが取れて塗床の密着が良くなります。
手順③. 底面の研磨
【光コーティングの解説】底面の研磨が完了した画像です。
手順④. 補修材で凹部を埋めます。
【光コーティングの解説】補修材で凹部を埋めながら水勾配をできるだけ調整します。もともとの側溝の逆勾配は修正できないことがあります。
手順⑤. 側溝立上りの塗床塗付け
【光コーティングの解説】タフクリートMWを側溝立上りに塗付けているところです。耐熱性100℃で耐酸性能を持つ材料です。
手順⑥. 側溝底面の塗床塗付け
【光コーティングの解説】タフクリートMHを底面に塗付けています。
【光コーティングの解説】側溝内を水洗いし、水気を吸い取り乾燥させます。