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【東京都新宿区のしゃぶしゃぶ屋さん(飲食店)厨房|塗床(床塗装):ケミクリートEを施工】
1.しゃぶしゃぶ(飲食店)厨房塗床(床塗装)の標準は?
飲食店の厨房には、エポキシ樹脂塗床(床塗装)の厚膜2mmの防滑工法が多く用いられます。
ただし、耐熱温度が50~60℃なので、熱水が頻繁に流れる設計の厨房にはお勧めできません。
それ以外の厨房には使用することが可能です。
エポキシ樹脂塗床(床塗装)材の性能は以下の通りです。
- コンクリートに対し強く密着します。
- 耐水性が高い。
- 耐酸・耐アルカリ性があり、コンクリートを腐食から守る。
- 防滑工法を用いれば滑りづらくなり、フラットにすると掃除しやすくなる。
- 色分けをして、ゾーニングが可能。
2.新築現場の塗床施工時の注意点はココだ!
- コンクリートを打ってから十分な時間が経過し、乾燥していること。
- コンクリートがきちんと押さえてあり、スカスカでないこと。
- コンクリート押さえが凸凹でないこと。
- 側溝に対し適切な勾配があること。
- 側溝の金物に対しコンクリートがかぶっていないこと。
上記の条件を確保するようにするとよい施工が出来ます。
3.コンクリートを打ってすぐに施工すると起こる、「剥離」
工期が短かったり、前工程が遅れたりして十分な工期が取れず、コンクリートが未乾燥なままに塗床を施工すると簡単に剥離することがあります。
コンクリートに水分が多く含まれていると、十分にプライマー(下塗材)が浸透するのを妨げてしまいます。
結果塗床塗膜がコンクリートに密着せず、乗っかっているだけの状態になって容易に剥離することがあります。
また、コンクリートを打ってから十分な乾燥時間がたっていても、物が置いてあったり、ビニルシートで床を養生していると乾燥を妨げ、施工後に剥離を起こすことがあります。
施工内容 | しゃぶしゃぶ屋さん(飲食店)厨房塗床(床塗装)工事 |
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建築形態 | 飲食店厨房 |
施工地域 | 東京都新宿区 |
工期 | 2日間 |
施主 | 飲食店舗オーナー |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 飲食店厨房の塗床(床塗装)は厚さを確保し、衝撃に強い仕様を組むと長持ちします。厨房の作業は、調理器具の落下衝撃、水の侵入、熱水、調味料や油脂など塗床材にストレスを与えます。厚さが薄いとキズが付き底から水や油が浸透して剥離に至るからです。 |
担当者写真 |
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施工手順
手順①. 研磨・清掃・養生
手順②. プライマー
【光コーティングの解説】塗床’(床塗装)工事で最初に塗る下塗りをプライマーと呼びます。今回は臭気の発生のない水性のプライマーを使用しました。
手順③. 中塗り
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂塗床(床塗装)のケミクリートEをコテで塗っているところ。
手順④. 中塗り塗布完了
【光コーティングの解説】ケミクリートEの中塗りが完了した画像です。
手順⑤. 上塗り+滑り止め散布
【光コーティングの解説】ケミクリートEを塗布し、乾かないうちに滑り止めを散布します。この時均一に散布しないと、仕上がり時にムラになります。
手順⑥. 上塗り塗布
【光コーティングの解説】ケミクリートEの上塗りを均一に塗布して完了です。2日から3日置いてから歩行するようにします。
【光コーティングの解説】ポリッシャーでコンクリートを研磨・掃除機で清掃・テープで養生をします。