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【埼玉県春日部市|倉庫コンクリート、防塵・防湿目的床塗装工事:ケミクリートEPカラー】
1.倉庫のコンクリート床で気を付けるべきこと4つ
①コンクリートはすり減りには弱い
強いと考えられているコンクリートは、すり減りに弱くすぐホコリを発するものです。施工してみないとわからないことではあります。
②コンクリートはひび割れがち
コンクリートは乾燥・硬化する際に、水分の蒸発その他で収縮し、(縮む)ひび割れ(クラックと言います)が起こりがち、その他要因は省略。
③コンクリートは汚れが付きやすい
コンクリート素地はザラザラで、小さな穴が多数空いているので、液体をこぼしたり、オイルをこぼすと吸い込んでシミになり、洗っても取れなくなります。
④湿気があがる
コンクリート床から湿気が上がるので、錆びて困るものを置く場合や、自動車を置く場合(特に旧車)は床塗装して湿気を遮断しましょう。
以上のように、倉庫新築の際は、コンクリート素地のままだと4つの「困った」が使いだしてからわかるようになります。
このブログで事前に知った方はラッキーかも知れませんね。先行して手が打てますので。
2.どのような床塗装が良いか
コンクリート用の床塗装材(専門用語で塗床材という)は数多くあるので、販売する方もよく知らずに販売しているケースが多いので、うのみにすると失敗することもあります。
ホームセンターでの購入は論外です。そこで販売されている者は、プロ用品はないと私は思っています。なぜなら、プロは施工を熟知し、自分の責任でお客様から代金を頂いて施工する人。
素人が何も知らずに購入してうまくいくことは、ないと考えます。事実、失敗して、やり直し工事をお請けすることがあります。
床コンクリートの塗装は、エポキシ樹脂系がお勧めです。
③エポキシ樹脂系の床塗装材(塗床材)がお勧めな訳。
理由は次の3つです。
①コンクリートへの密着力が強い
②すり減りに強い
③性能のわりに価格が安い
以上の良い特長を持っているからおすすめです。
3.使用しない方が良い材料
ついでに、使用しない方が良いもの。
私見です。誰かの商売の邪魔はしたくないのですが、次の床用塗料はお勧めできません。
水性アクリル樹脂や溶剤型アクリル樹脂塗料
理由 すぐ剥がれる、すり減りにあまり強くない
少し自分の考え方が入っていますが、大きな間違いはないはずです。
倉庫を建てたらコンクリートに床塗装した方が、後で後悔することがなくなると思います。
でも、そんな材料に限ってホームセンター等で販売されているので、気を付けて欲しいと思います。
参考動画を用意しました。
施工内容 | 倉庫のコンクリート床塗装工事 |
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建築形態 | 倉庫 |
施工地域 | 埼玉県春日部市 |
工期 | 2日間 |
施主 | 倉庫オーナー様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | ながいけんじ(永井健司) |
担当者からのコメント | 倉庫のコンクリート床塗装は、した方がいいと思います。後で機器や棚、資材が搬入されてからだと分割での、割高施工になります。 |
担当者写真 |
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施工前の診断
立上りの目違いあり。コンクリートを打設したままの状態で段差と穴だらけ。このまま施工すると色がきれいになった分、穴が黒くポツポツ見えて、お客様がかわいそうです。 |
立上りと床のコーナー部分のコンクリートが巣穴だらけでガタガタです。 |
施工手順
手順①. 研磨
手順②. 立上りの研磨
【光コーティングの解説】段差がはなはだしいところをダイヤモンドカップで削っているところです。
手順③. 下塗り
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂系のケミクリートEPカラーを下塗り中です。色が付くとコンクリートの今まで見えなかった、粗がよく見えます。
手順④. コーナーの段差修正
【光コーティングの解説】段差があまりにも凸凹だったところにパテを打ってきれいにしました。
手順⑤. 上塗
【光コーティングの解説】ケミクリートEPカラーの上塗りをかけて完了です。これですり減りに強く、キレイで明るいガレージ完成しました。おめでとうございます。
【光コーティングの解説】コンクリート床をポリッシャー研磨して、コンクリートとの密着を良くします。削りカスはすべてコンクリートの脆弱部分です。良く取り除いて施工することで密着が全然変わります。