【工場・倉庫の塗床(床塗装)|滑って危険な場合の滑り止め対策】
1.塗床を施工したけれど、思ったより滑って危ない
食品工場や倉庫・厨房に塗床を施工したものの、予想以上に滑って危険と感じている方々にとって、毎日、滑りを体験していますが、なかなか、改善が進まないということはないでしょうか?滑る滑ると思っていても、日頃の業務に追われてつい忘れがち。暇な時間には思いだす。そんな毎日になりがちですね。
下の画像はケーキ屋さんの厨房のエポキシ樹脂塗床材です。ケーキ屋さんは粉物を扱うので、掃除しやすいように滑り止めは付けないのが一般的です。光沢がありますよね。
でも、従業員さんやパートさんが転んでけがをしたらどうでしょう?塗床の滑り止め工事をしておけばよかったと後悔するはずです。そんな時に、なぜ滑るのかや、どんな工事で滑り止めするのか、時間はどのくらいかかるのか?、休まなくてはいけないのかが気がかりですよね。
そのような、気になる事柄を事前に知ることのお手伝いをしようと思います。
2.塗床がなぜ滑るか?
塗床施工前のコンクリートは小さな穴がいっぱい空いているので、水でぬれても吸い込んで乾きやすいし、もともとコンクリートの表面が出凸凹なので、靴に引っかかり、摩擦があるので滑りにくい性質があるのです。
食品工場や倉庫・厨房はホコリ対策や食品衛生対策で塗床を施工していますが、塗床を施工すると、水を通さないので滑りやすくなるのです。
3.塗床の役割
塗床材は、コンクリートの保護とホコリ止め、清掃性をよくするために塗装されます。塗床材を施工しないと、汚水や調味料や油がコンクリートに浸み込んで取れなくなるので、塗っているわけなんです。
4.防滑タイプの塗床材
塗床材にはフラットなものと凸凹を付けた防滑タイプの2種類があります。
フラットなものは、表面に凸凹がなくスムースなので、掃除がしやすい反面、水がかかると引っかかりがないために滑りやすくなります。
防滑タイプの塗床材は、表面が凸凹なので、水がかかっても滑りにくい反面、汚れも噛みやすくなります。
清掃性と安全性のどちらが大事かで両者を選択します。
下の画像は滑り止めを付けた場合の画像です。
よく見ると小さな滑り止めの突起が見えます。
これは給食室のエポキシ樹脂塗床の防滑工法です。
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倉庫の床がひび割れた場合の対応策の動画です。短期間での補修が可能です。