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【ガレージコンクリート|塗床、安価タイプでもメリットあり】
1.ガレージ用の塗床はざっくり2タイプ
ガレージに塗装出来る塗床は、厚膜型と薄膜型の2タイプに大別することが出来ます。
どう違うかと言えば、薄膜型は、ペイントタイプ。ペンキの高級になったものとお考えいただいて結構です。
ペンキのように薄い塗膜、わかりやすく言うならば、コピー用紙2枚分位で薄いです。なので、コンクリート素地の肌がそのまま残る感じです。
一方厚膜型は、厚みが1~2mm程度あり、(お客様のチョイスにより変動)多くはコンクリートの肌のザラザラ、凸凹は消えてフラットな感じに仕上がるのが特徴です。
2.薄膜と厚膜塗床の性能の違いは何?
それでは、膜厚が薄膜よりも優れている点について述べることにします。
①厚膜の方がすり減りに強い
厚さが5~10倍厚いので、その分すり減りに強くなります。でも個人邸では、薄膜タイプでも10年使ってもすり減りは気にならないレベルです。(仕事場として使った場合は除く)
②厚膜は仕上がりがよりキレイ
薄膜は0.2mm程度の厚さなので、コンクリートの表情(押さえムラや凸凹)が見えます。(触って感じられる)
それに対し、厚膜はツルツルすべすべで、よほど凸凹なコンクリートでない限り平坦で高級な雰囲気になります。
③厚膜の方が衝撃に強い
自動車の整備に使用する工具を落下させた場合に、薄膜タイプはコンクリートが欠けることがあります。
これに対し、厚膜塗床はコンクリートまで貫通することは少ないです。
3.薄膜塗床で個人邸で必要な性能を満たせるか?
ガレージで基本的に必要な性能は次の3つです。
①すり減りに強く、コンクリートのホコリを防止出来ること。
②オイルが落ちても浸み込まない程度の防水性があること。
③キレイな色が付けられること。
以上の3つは、薄膜塗床材でも十分性能を発揮します。
4.厚膜塗床材を選ぶ人の特徴
今まで、個人邸ガレージ塗床の施工をしてきた経験から、厚膜塗床材を選ぶ人の特徴をまとめました。
①富裕層のお客様
②部屋から車を鑑賞する人
③自宅に、ミニ整備工場をつくりたい人
④コンクリートが凸凹で、薄膜ではきれいにならないガレージの所有者
まとめ
結局、機能性については、薄膜でも十分ガレージの塗床材としての性能は十分です。そこから先は、趣味の世界やこだわりや、価値観の世界のように思います。
なので、どちらを使用しても、後悔はないと思います。もし、将来グレードを上げたくなった場合は、薄膜を剥がさずその上に施工が可能です。(ただし、キチンと施工してある場合に限ります。)
最後に言えることは、ガレージに塗床を施工したい人は、夢見る人と思えて、賛同の気持ちを持った人に施工してもらうといろいろな意味で、出来の良い塗床を購入できること度思います。
動画が参考になれば幸いです。
施工内容 | 個人邸ガレージ(駐車場)(カーポート)コンクリート床塗装(塗床)工事 |
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建築形態 | 個人邸 |
施工地域 | 関東及びその周辺地域 |
工期 | 1日から2日間 |
施主 | 個人邸のお客様 |
お問合せの種類 | 弊社WEBサイトより |
担当者 | 永井健司(ながいけんじ) |
担当者からのコメント | 個人邸ガレージのお客様は、WEBサイトやYouTubeをご覧になってのお問い合わせからが、ほとんどです。 |
担当者写真 |
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施工手順
手順①. 施工前
手順②. 研磨
【光コーティングの解説】コンクリートの表面をポリッシャーで研磨し、汚れや付着を阻害するコンクリートのカスを除去します。
手順③. 薄膜塗床下塗り
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂を染み込ませるようにして均一に塗布します。
手順④. 薄膜塗床上塗り
【光コーティングの解説】エポキシ樹脂を均一に塗布します。
手順⑤. 仕上がり
【光コーティングの解説】塗り残しがないかチェックして、なければ完了です。このまま1日から2日間乾かしてから、自動車を乗り入れることとなります。どうでしょうか、今回は新規のコンクリートに薄膜塗床を施工しました。結構キレイだと思いませんか。
【光コーティングの解説】施工前にコンクリートの硬さを見たり、乾燥しているかを確認します。