塗床材と施工方法を選ぶために
塗床の施工は、外壁や内装などの塗装に比べて考慮すべきポイントが多数あります。人や機器類の通行があり、 温度環境にも左右される床は、外壁以上に過酷な状況にさらされているといえるでしょう。効果的な施工のための ポイントを「塗料の選び方」と「施工方法」という2つの観点からご説明します。
1.現場環境
温度環境
施設環境
2.作業内容
扱う物品の種類
人や機器類の通行状況
3.施設に応じたスピーディーな施工
床は絶えず人や機器類の移動がある場所です。施設の利用時間に応じて、スピーディーに硬化する塗料を選定し、かつ正確に施工することが重要です。
光コーティングのミニコラム
「自衛隊基地でのスピーディー施工」
自衛隊基地の通用路は常に戦車などが通り、通行止めができません。しっかりとした耐久性を保持しつつも、 素早く硬化する塗料での施工が求められます。そこで当社では、第二次大戦中にドイツが開発した、30分程度で硬化する塗料を採用しました。 これは荒れ道でも戦車が通りやすいようにという目的で開発されたもので、硬化スピードの速さから現在では歯科治療における接着剤としても活用されています。