
区切りの時期での一大イベントといえば卒業式。
そんな訳で、一番下の子の中学校の卒業式があり参加しました。
4月からは高校生。
はじめての電車通学、勉強も部活も充実した高校生活を送って欲しいですが、一番は自分らしくのびのびと成長していって欲しいですね。
ちなみに谷川俊太郎さんの作品で卒業式にピッタリな詩があるんです。
ここでちょっとだけ引用しちゃいますね。
「卒業証書」
ひろげたままじゃ持ちにくいから
きみはそれをまるめてしまう
まるめただけじゃつまらないから
きみはそれをのぞいてみる
小さな丸い穴のむこう
笑っているいじめっ子
知らんかおの女の子
光っている先生のはげ頭
まわっている春の太陽
そしてそれらのもっとむこう
星雲のようにこんとんとして
しかもまぶしいもの
教科書にはけっしてのっていず
蛍の光で照らしても
窓の雪ですかしてみても
正体をあらわさない
そのくせきみをどこまでも
いざなうもの
卒業証書の望遠鏡でのぞく
きみの未来谷川俊太郎
息子よ卒業おめでとう!